『マーベルズ』カマラ役、スト中は「ミズ・マーベル」のコミックを自分で描いていた ─ 新シリーズのライターに就任、X-MENと共闘する物語

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マーベルズ』は、公開前のプロモーションの機会を僅差で逃した。実施期間中の宣伝活動が禁じられた全米俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキは、『マーベルズ』公開前日の11月9日に終了。7日に米ラスベガスで行われたプレミアイベントではキャストたちのサプライズ登場も予定されていたが、実現しなかった。
本作に出演しているミズ・マーベル/カマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニはストライキ中、作品について話せず悶々とした日々を過ごしていたという。スト終了後に応じた米The Hollywood Reporterとの取材では、作品を受け入れてもらえるか「すっごく不安だった」と語っている。
「この映画(の製作)には2年半、3年かかりました。私は『ミズ・マーベル』を終えてすぐに取りかかりました。確か1週間後だったかな。実際に映画について話して、人に自分の興奮を伝えられるまでは本当に存在しているとは感じられませんでしたね。作るのはものすごく楽しかったですし、それを全員と共有したいです。それがスクリーン越しにも伝わったら嬉しいです。」
そんなヴェラーニ、ストライキ中はとあることに専念していた。「ミズ・マーベル」の新たなコミックブックシリーズ「Ms. Marvel: The New Mutant」の執筆だ。2023年7月、ヴェラーニは同シリーズの共同ライターに抜擢されたことを伝え、「MCUに参加することよりもずっと恐ろしいです」と語っていた。今回、改めて「マーベル・コミックスでコミックブックを書いているんです」と明かしながら、心境を伝えている。
「夢が叶ったようです。ミズ・マーベルのコミックを、私に任せてくださるなんて信じられません。自分が望む物語を書かせてくれるですよ。サビール・ピルザダという素晴らしい方と一緒に書いていて、彼とはドラマでもご一緒しました。すでに関係値もありますし、キャラクターのバイブスも熟知している方です。最高の経験でした。」
カマラ・カーンもコミックを描くことを趣味としており、まさにカマラが現実に飛び出してきたかのようなヴェラーニ。「上手くいきすぎているほど順調な時間を過ごしています」と語り、順風満帆な現在を明かした。
コミック「Ms. Marvel: The New Mutant」は、スパイダーマンを救うために犠牲となったカマラ・カーン復活の物語。自身がミュータントであることを知ったカマラが、X-MENと協力しながら反ミュータント組織と戦っていく姿が描かれる。
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Source:THR,Entertainment Weekly