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『透明人間』続編企画が進行中 ─ 「今が一番いい状態」と主演エリザベス・モス

透明人間
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ユニバーサル・ピクチャーズ製作、映画『透明人間』(2020)の続編企画が進行中であることがわかった。前作主演のエリザベス・モスが、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて語った。

『透明人間』は、支配的な富豪の科学者・エイドリアンとの関係を解消した主人公・セシリアの身に不可解な出来事が襲いかかるスリラー。エイドリアンは自殺し、莫大な財産の一部をセシリアに残したが、彼女は死の真相を疑っていた。セシリアは“見えない何か”に襲われていることを証明しようとするが……。『ソウ』シリーズの脚本家であり、『アップグレード』(2018)を手がけたリー・ワネルが監督・脚本を務めた。

本作はコロナ禍に公開されたにもかかわらず、製作費700万ドルに対して全世界興行収入1億4,449万ドルというスマッシュヒットを記録。公開後、モスは「まだ描くべきことがある」「また彼女を演じたい」と意欲を示し、製作のジェイソン・ブラムも「続編を作れるように精一杯努力する」と語っていたが、現在まで具体的な進捗はほとんど聞かれなかった。

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しかし今、モスとブラムは『透明人間』続編に積極的に取り組んでいる模様。2020年に自身の製作会社Love & Squalor Picturesを設立したモスは、「ブラムハウスと一緒に(続編の)物語に取り組んでいて、今までで一番いい状態にあります。私自身もとてもいいと思っています」と語った。「私たちはあの物語を続けたいのです」

では、『透明人間』の続編はいつごろ実現するだろうか? モスの口ぶりからして、現時点では企画開発の初期段階であり、スタジオのゴーサインもまだ出ていないとみられる。前作監督のワネルが復帰するかもポイントだが、現在ワネルは、同じくユニバーサル&ブラムハウスによる古典モンスター映画のリブート作『Wolf Man(原題)』の撮影中。同作は2025年1月の米国公開を目指して急ピッチで進行中のため、もしワネルが続投する場合、企画が大きく前進するのは2025年以降になりそうだ。

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Source: Happy Sad Confused, Bloody Disgusting

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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