『アイアンマン』にはロバート・ダウニー・Jr.とグウィネス・パルトロウのリアル会話が劇中に反映されている

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アイアンマン』では、、アイアンマン/トニー・スターク役を演じたロバート・ダウニー・Jr.とペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトロウのオフでのリアル会話が、劇中のセリフに反映されていたのだという。監督を務め、ハッピー・ホーガン役で出演もしたジョン・ファヴローが明かしている。
米Peopleのインタビューでファヴローは、製作時にダウニー・Jr.とパルトロウが交わした会話は、即興であれ、単にシーンについて話し合っていただけであっても、すべて書き留めていたと回想。例として、『アイアンマン』(2008)のワンシーンで、パルトロウがダウニー・Jr.のセリフを修正した一幕に言及した。
脚本には、トニーが「これは、ジャクソン・ポロックの春(spring)の時代のようだ」と言うセリフが書かれていたが、それをパルトロウが修正したのだという。“spring”は、ポロックが実際に住んでいたバージニア州ハンプトンの“The Spring”という場所のことで、季節の春を意味しているのではないと説明したそうだ。
ファヴローは、「だから、僕はその言葉をすべて書き留めて、映画で彼が“春の時代”と言った時に彼女に訂正させました。そうすることで、二人の小気味良い掛け合いに拍車がかかるんです。2人はエッジの効いた掛け合いをするから、スクリーンで2人を目にしたら凄く惹き付けられるし、楽しませてくれるんです」と語っている。
映画では、ペッパーがトニーにポロックの絵画を購入したいかどうか尋ねた時、彼が彼女に、その絵画がポロックの“春の時代”をよく象徴しているかどうか質問し、ペッパーが“春”は季節ではなくて場所のことだと説明している。リハーサルでダウニー・Jr.とパルトロウが実際に交わした何気ない会話が、そのまま劇中で描かれたわけだ。
ダウニー・Jr.とパルトロウのケミストリーについて 、「彼らはお互いを引き立て合っているんです」と分析したファヴロー。「2人は全然違いますが、それでもお互いに尊敬と称賛の念を抱いていて、僕はそこが大好きなんです」とも付け加えた。
『アイアンマン』シリーズ3部作が大成功収め、MCUでトニー&ペッパーがアイコニックなカップルとなったのは、演じるダウニー・Jr.とパルトロウが見せてくれた絶妙なケミストリーのなせる業と言えるかもしれない。
▼ アイアンマンの記事
マーベル新ドラマ「アイアンハート」初予告編が公開、トニー・スタークと繋がる人物が登場 ─ テクノロジーと魔術が同じ世界に登場する このガジェット感たまらん ロバート・ダウニー・Jr.が「アイアンハート」に激励、「とても温かい言葉をくれた」と主人公リリ役 『ブラックパンサー』から2年半 『アイアンマン』ペッパー再演は「わからない、何も決まっていない」とグウィネス・パルトロウ ─ ロバート・ダウニー・Jr.とは「よく話をします」と交流続く 『アベンジャーズ/エンドゲーム』で卒業 「マーベル映画に7本出ていますね」と言われたペッパー役グウィネス・パルトロウ、「そんなに出てるはずない」と動揺 『スパイダーマン』に出ていた認識もなし ロバート・ダウニー・Jr.がトニー・スターク再演の「アベンジャーズ・キャンパス」スターク・フライト・ラボ、米ディズニーランド登場へ 乗りたいよ〜
Source:People