マーベルドラマ「アイアンハート」リリ・ウィリアムズ役女優、オーディション受けずに抜擢されていた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)によるドラマシリーズ「アイアンハート(原題:Ironheart)」にて、誰もが羨む主演を務めるのはドミニク・ソーンだ。これまでの出演作は、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のほか、アカデミー賞で6部門に入選している『Judas and the Black Messiah(原題)』のみである。そんな演技経験も浅く、23歳という若手女優は、本作の主役を務めるにあたり、“オーディションを受けていない”のだという。
黒人女性が主人公となる初めてのMCU作品で、ドミニクが演じるのは、リリ・ウィリアムズという天才発明家。2016年から続くコミックシリーズ『インヴィンシブル・アイアンマン』では、トニー・スタークがアイアンマンを引退し、彼をしのぐほどの頭脳を持つ15歳の天才少女リリ・ウィリアムズが、自ら作り上げたスーツで、ヒーローとして活躍していく姿が描かれている。
そんなアイアンマンの意思を継ぐという重要な役柄を演じることになったドミニクは、英Empireのインタビューにて、依頼を受けた時の出来事について振り返っている。「デラウェアの自宅にいたのですが、“この役を演じてみたいですか”という電話をもらいました」。また、「今までで一番最高の電話でした」としながら、その時は喜びのあまり戸惑いを隠せなかったようだ。「かなり驚いて、受け答えに時間が掛かりましたよ!」。
ドミニクは台詞を録音して送るよう指示されるのかと思い、電話中、相手側の反応をうかがっていたようだが、「そういうことは一切なく、“やってみますか?”みたいな感じでした」という。「オーディションが全くありませんでした。これまでにないような経験でしたね」。
オーディションもせずに、演技経験も決して多くない若手女優に依頼を決めたは理由は何だったのか。その詳細は不明だが、マーベル・スタジオ側は過去に、ファルコン役を決める際にも、アンソニー・マッキーにオーディションを求めなかったのだという。「彼について覚えている当時の記憶は、全会一致で彼が(ファルコンという)キャラクターの第1候補だったということですね」。そのようにいうケヴィン・ファイギは加えて、「これはマーベルでそう何度も起こらないことです」と語っている。理由は定かでないが、ドミニクのこともスタジオ側は相当気に入っているということだろう。
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Source:Empire