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アンソニー・マッキーのファルコン役起用、「全会一致の」決定だった ─ 「頼りにしているリーダー」とケヴィン・ファイギが功績語る

anthony mackie アンソニー・マッキー
Public Domain https://www.flickr.com/photos/lbjlibrarynow/26359490693/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新シリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にて自身初の単独作を迎えるアンソニー・マッキー。2014年公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でのMCU初参戦から、約7年越しの主役の座獲得となった。

これまで主演でないながらも、『アベンジャーズ』シリーズなどを含めて存在感を発揮してきたマッキー扮するファルコンは、いまやMCUにおいて必要不可欠なキャラクター。そんなファルコン役を起用するにあたりマーベル・スタジオ側は、マッキーを「全会一致の第1候補」として検討していたのだという。

これを明かすのは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長。米Varietyの取材にて、MCUにおけるアンソニー・マッキーの歩みや功績をふんだんに打ち明けたファイギ社長は、マッキーとの出会いを振り返った。

彼について覚えている当時の記憶は、全会一致で彼が(ファルコンという)キャラクターの第1候補だったということですね。記憶が正しければ、我々が彼にオファーを出し、彼はオーディションを行わなかったはずです。」

「これはマーベルでそう何度も起こらないことです」とファイギ社長が述べるように、マーベル側から役者にオファーを打診するのは稀なケース。そうした理由について、ファイギ社長は「マッキーが役にもってこいだと思ったんです」とシンプルに話すが、以下に続く内容から、長い目で見たスタジオ側のキャスティング法が伺い知れる。

「我々がキャスティングする時によくそうするんですけど、まずは一時的な役で起用するわけです。サム・ウィルソン(ファルコン)だと『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』がそうだったように。けれどもし上手くいけば、(キャラクターは)多くのことへと成長し、発展していくんです。そこで、それを全てこなせる俳優が必要だということになるんですが、もちろんアンソニーはできるんです。」

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は、興行収入が前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)を大幅に上回り、批評家から一定の支持も獲得。以降ファルコンは、『キャプテン・アメリカ』シリーズのみならず、『アントマン』(2014)や『アベンジャーズ』シリーズなどを横断する数少ない人気キャラクターへ成長・発展を遂げてきた。

そんなファルコン、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からが本領発揮ということになる。同役を担ってきたマッキーについて、ファイギ社長は「彼は当意即妙な返しやアクション場面が得意ですし、素晴らしいほどに心を打つんです」と称賛した上で、今後に期待を寄せているようだ。「人前でもこのシリーズの現場でも、色んな意味での指標として、アンソニーは我々が頼りにしているリーダーなんだと思います」。

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Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。