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『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』大人版ルーザーズ・クラブが集結 ─ マカヴォイ、ペニーワイズの悪夢にうなされていた

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

恐怖の殺人ピエロとの戦いを描く『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編であり完結編『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』出演陣が現地時間2019年7月17日、米サンディエゴで開催のコミコン・インターナショナルのホラー関連イベントであるスケアディエゴ(SCAREDIEGO)に集結。大人になったルーザーズ・クラブの豪華メンバーとアンディ・ムスキエティ監督が一挙に揃った。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ファンの熱狂の前に登場したのは、ジェームズ・マカヴォイ(ビル役)、ジェシカ・チャスティン(ベバリー役)、ビル・ヘイダー(リッチー役)、イザイア・ムスタファ(マイク役)、ジェイ・ライアン(ベン役)、ジェームズ・ランソン(エディ役)、アンディ・ビーン(スタンリー役)、そしてムスキエティ監督。監督は、「本当に素晴らしい冒険でした。5年間もの長い時間がかかりました」と感慨深げ。会場では特別に、本編映像の一部が上映されたという。
 
前作では、いじめられっ子で構成される“ルーザーズ・クラブ”の仲間たちが、人々を恐怖のどん底に陥れる殺人ピエロ、ペニーワイズに力を合わせて立ち向かう姿が人々の心を捉えた。続編となる本作では、子供から大人へと成長を遂げる“大人ルーザーズ・クラブ”のキャスティングが世界の注目を集めている。配役について問われるとムスキエティ監督は、「僕らにはベストな子供たちが必要でした。そして製作過程で、誰が彼らのキャラクターが大人になった時を演じるべきかを考え始めたんです。とてもラッキーなことに、完全にこの映画で僕がキャスティングしたかった俳優たちに出演してもらえました。とても才能のある素晴らしい俳優たちにね。本当に素晴らしい」と喜んだ。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ムスキエティ監督の話を聞いていたビル・ヘイダーは「アンディは最高の監督でした。彼との会話は、ホラー映画とかいろんなことについてだけど、僕はあまりそういう雰囲気が得意じゃないんです。僕、笑っちゃうんですよね」と朗らかなキャラクターを匂わせ、チャスティンは「私はアンディと他の映画で一緒に仕事をしているんですけど、この作品のように奇妙な方なんですよ。楽器を演奏したりとか、素晴らしいアーティストなんです」と紹介した。

本作では27年前のトラウマと向き合うことが描かれているが、主人公ビルを演じたマカヴォイは「子供時代のトラウマというのは、いろんなことを含む大きなことだと思います。この映画のすべてのキャラクターたちが持っているもの。僕とってのリサーチは、罪悪感についてでした。必ずしも子供時代のトラウマじゃないけどね」と自身の役作りについてコメント。

シリーズ完結にふさわしく、本編では映画史上最大となる4500ガロン(約17トン)の血糊を使用するシーンがある。当初ムスキエティ監督は、血まみれのシーンがあるというチャスティンを配慮して顔にかからないようにしたという。ところが、本作の原作者でもあるスティーヴン・キングの処女作が原作である映画『キャリー』(1976)の大ファンだというほどホラー映画好きなチャスティンが、「『キャリー』をさらに強化したものを作りましょう」とノリノリだったとのこと。チャスティンは文字通り本編で全身血だらけになったそうで、「血はとても冷たかった。それは冷たくないと発酵して、ゲロのような匂いになってしまうから」と、マカヴォイがリアルな説明を加えた。

キャスト全員が原作者のスティーヴン・キングに会ったようで、さらに前作の“子供ルーザーズ・クラブ”メンバー全員と会ったそう。彼ら子供たちの写真を入手し、カメラテストの際に1時間くらいお互いを見つめあうなど、役作りについて明かした。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

恐怖の象徴であるIT=“それ”を演じたビル・スカルスガルドについて問われると、マカヴォイは「本当にそこに存在しているように感じるんです。ただセリフを言うだけで。怖いわけじゃないけど、彼と演技をするのはとても居心地が悪いんです」とスカルスガルドの怪演を賞賛。「怖いわけじゃない」と言いつつ、スカルスガルド演じるペニーワイズの悪夢にうなされていたとも告白。「“それ”の悪夢をしょっちゅう見たんです。僕はベッドの横に座っていて、“それ”が僕と一緒にベッドにいる。そして“それ”は電気を消す。“それ”は僕の背中をさすっていて、めちゃくちゃ怖かった!」

約2000人のマスコミや観客が集まったこのイベントでは、初解禁となる最新予告映像に加えて本編映像が公開され、さらにファンたちとのQ&Aも行われたという。

ギャラリー

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は2019年11月1日(金)全国ロードショー

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』公式サイト:http://itthemovie.jp/

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THE RIVER編集部THE RIVER

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