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ベネディクト・カンバーバッチ、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』最大の後悔は「観客の反応を見られなかったこと」

ベネディクト・カンバーバッチ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28059440914/

マーベル・シネマティック・ユニバースのドクター・ストレンジ役でさらなる知名度と人気を博するベネディクト・カンバーバッチが、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)における最大の後悔を語った。あえて「大きな後悔はそれほど多くない」と述べているカンバーバッチにとって一番の後悔は、映画館で観客の反応を見られなかったことだという。

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
© Marvel Studios 2018

ベネディクト・カンバーバッチが語る「大作映画の影響力」

UPROXXのインタビューにて、カンバーバッチは「全体を通して一番の後悔は、観客のリアクションを見るために、こっそり映画館へ行けなかったことですよ」と話している。「本当に行きたかったんです、行けたらよかったのに……」と未だにやりきれない思いをにじませるカンバーバッチだが、その背景にはハードなスケジュールの都合があったようだ。

「とっても長いプロモーションのツアーがあって、それから家族が僕を家に連れ帰ってくれたんです。家族と一緒に本当の休日を過ごせて、すごく良かったんですけど。あれ、仕事してたんだっけ? うん、思い出せないですね…。短い休みがあって、それからブレグジットのドラマの仕事に入りました。とにかく、それが全体を通して一番の後悔ですよ。」

カンバーバッチによれば、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の共演者たちには、観客の反応を見るために映画館を訪れていた者もいたそうだ。たとえばスパイダーマン役のトム・ホランド、ハルク役のマーク・ラファロがそうだったという。

「マーク・ラファロは子どもたちを連れて行っていました。上映後、映画館から僕たちにFaceTimeを繋いでくれて。子どもの友達が通路を走り回って、“ウソだ、どういうこと!?”って言ってましたよ。まるで、彼をとりまく宇宙が壊されちゃったみたいでしたね。残酷なことだなと思いましたけど、ほんとに楽しかった。つまり、シリーズものの大作映画には、ストーリーにこれほどの影響力があって、これほど理屈抜きの反応が返ってくるんですよ。素晴らしいですよね。」

ちなみに、残念ながら映画館へのお忍びは叶わなかったカンバーバッチだが、ロサンゼルスで開かれたワールドプレミアでは激しい反応の一端を味わうことができたという。会場では自分自身も衝撃を受けたほか、同行していた妻もショック状態になったそうだ。「妻はドクター・ストレンジが大好きなんです。彼が消えちゃって、僕は“死んじゃったね、もうドクター・ストレンジは出てこないよ。終わりだよ”って言いました」。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末は、これまでマーベル・シネマティック・ユニバースを熱心に追いかけてきたファンをはじめ、世界中の観客に大きな衝撃をもたらした。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で描かれる“その後”の展開をすべて知る者は、まだごく一部の製作陣に限られていると思われる。

「みなさん、映画にすっかり引き込まれましたよね。[中略]まだ物語にこんなことができるなんて、最高じゃないですか? 全部が作りものだってことは、僕たちみんなが知ってます。それでもここまで熱中できるんですよ。本当に素晴らしいと思いますね。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは発売中。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。

Source: UPROXX

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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