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ベネディクト・カンバーバッチ、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストに「興奮した、めちゃくちゃ興奮した」

ベネディクト・カンバーバッチ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28059440914/

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、その始まりとなる映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の劇場公開から約3ヶ月。公開以前にはその内容についてほとんど話すことが許されなかった俳優たちは、少しずつ作品への印象を語り始めている。各国でのプロモーションに精力的に参加した、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチもその一人だ。

The Toronto Star紙のインタビューで、ベネディクトは「『アベンジャーズ』の結末は教えてもらえないと思うんですが」と前置きしつつ、「『インフィニティ・ウォー』の結末には驚かれましたか?」と尋ねられている。すると彼は、自身の代表作であるドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-)を引き合いに出しつつ、その率直な感想を語ったのだった。

注意

この記事では、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末に言及しています。本編をご覧になっていない方は、お読みにならないことをお薦めいたします。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

「興奮しました、めちゃくちゃ興奮した」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストでは、サノスが自らの望み通り6つのインフィニティ・ストーンをすべて集め、指を鳴らすことで宇宙の生命を半減させてしまう。ベネディクト演じるドクター・ストレンジをはじめ、スパイダーマンやブラックパンサー、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーの大多数も消滅してしまうのだ。残されたヒーローがワカンダの地で呆然とする一方、無事に目的を達したサノスは、どこか見慣れぬ地で穏やかな表情を浮かべていた……。

大きな衝撃を与えたまま世界中の観客を映画館から放り出したこの結末について、ベネディクトは「興奮しました」と語る。

「興奮しましたよ。興奮した、めちゃくちゃ興奮しました。(結末で)次回作へ放り投げるんですよ。それから、作品全体の独創性にも興奮しましたね。観客の一人になって(『インフィニティ・ウォー』を)体験するのは格別だった。僕はすごく有名なクリフハンガー(編注:続きの気になる終わり方)がある「SHERLOCK/シャーロック」に出ていますが、そういうことを映画でやるのはすごく挑戦的。大切なことだし、大胆で豊かだと思いますね。」

アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、次回作の『アベンジャーズ』第4作と『インフィニティ・ウォー』は大きく異なる作品になると宣言していた。確かに、その先の展開が気になるという意味では“クリフハンガー”というべき終わり方だが、サノスの物語としてはひとまず完結したことは間違いないだろう。しかし消えてしまったヒーローたちは、これからどうなってしまうのか?

ちなみにベネディクトは、以前のインタビューで「(ストレンジの)問題は、どうやって今の居場所から抜け出すかということ、それだけです。僕が知るかぎり、まるで塵みたいになっていますから」述べていた。ストレンジ個人の物語でいえば、彼はヒーローたちがサノスと戦う未来を数えきれないほど見てきたはずだ。その顛末について、まだ観客は知らされていない……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日発売

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/home.html

Source: The Star
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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