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【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ドラックスのあのセリフ、実はアドリブだった

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーは単独シリーズと変わらない活躍を見せる。ジェームズ・ガン監督が監修として携わっていることももちろん大きいが、キャラクターと俳優の化学反応が生み出す魅力もマーベル・シネマティック・ユニバースにおいてかけがえのない財産だ。

本作を執筆したクリストファー・マルクスは、劇中でドラックスが放つセリフのひとつが、演じるデイヴ・バウティスタによるアドリブだったことを米Yahoo!にて明かしている。しかし、これがいかにも“ドラックスらしい”のだ……!

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

https://www.youtube.com/watch?v=ET87HGsLEOk

「なんでガモーラなんだ!」

問題のシーンは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』中盤、惑星タイタンに到着したトニー・スターク/アイアンマンやドクター・ストレンジ、ピーター・パーカー/スパイダーマンが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの急襲を受けるシーンだ。ガーディアンズのメンバーは一行をサノスの手下だと勘違いしており、全員が互いに刃を向け合うような拮抗状態となる。

ピーター・クイル/スター・ロードは、スパイダーマンに銃を突きつけて、アイアンマンに「ガモーラはどこだ」と迫る。トニーは「待て、ガモーラって誰だ?」と応じるが、その足元に倒されているドラックスは「いや、なんでガモーラなんだ!」と斜め上のリアクションを見せるのだった。張り詰めた緊張感に、一瞬なんとも言えない空気が走る……。

脚本家のマルクスによれば、このセリフは本来脚本になかったものだという。

「脚本は“ガモーラはどこだ”、“ガモーラって誰だ”というセリフだけだったんです。ですが(撮影の)当日、バウティスタが“いや、なんでガモーラなんだ”って言ったんですよ。“オーケー、すごくいい仕事”って思いましたね。」

アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、本作で一大群像劇を成立させる上で、俳優のアドリブによってキャラクターの個性をぶつけ合ったことを明らかにしていた。アイアンマンやスパイダーマン、ドクター・ストレンジにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが初めて出会うこのシーンでは、まさにその方法論がピッタリはまったということだろう。

ちなみに厳密なアドリブというわけではないが、本作には即興の演技が少なからず採用されているという。物語の終盤、サノスの「指パッチン」によってヒーローたちが次々に消えていく場面で、スパイダーマンが口にするセリフはトム・ホランドの即興演技によるものだったというのだ。シリアスなシーンにせよ、コミカルなシーンにせよ、キャラクターの魅力が俳優の感性と演技力によって引き出されていることを改めて思い知らされるエピソードだろう。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Source: Yahoo!

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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