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【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スパイダーマンの終盤シーン、即興で撮影していた ― トム・ホランド&監督が語る

©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

映画アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーで、我らが“新人ヒーロー”スパイダーマンは、その魅力をフルに発揮した活躍を見せる。高校生らしい快活さ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)と『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の人物造形をブレンドした饒舌さとユーモア、そして能力を活かした鋭いアクション。

しかしピーター・パーカー/スパイダーマン役のトム・ホランドは、マーベル・シネマティック・ユニバースでは秘密主義が徹底されているにもかかわらず、なぜかうっかり秘密を話してしまいがちな傾向にある。それゆえだろう、本作の撮影で、彼は戦う相手すら知らされずアクションシーンに挑んでいたそうだ。
では物語のカギとなる、終盤の「あのシーン」の撮影はどのように行われたのか……? 劇場公開後に各地で開催されたイベントにて、トム自身やアンソニー&ジョー・ルッソ監督が語っている。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

スパイダーマンの最後、即興演技で構築していた

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストで、サノスは望み通り6つのインフィニティ・ストーンを手に入れる。彼が指を鳴らしただけで全宇宙の生命は半分に減らされ、ヒーローたちも次々に消滅していくのだった。サノスの故郷タイタンで、アイアンマンやドクター・ストレンジ、スター・ロードらと戦っていたスパイダーマンもその一人である。
次々にヒーローたちが消滅していく中、素顔のピーターはトニー・スタークに「気分が悪いよ(I don’t feel so good.)」「行きたくない(I don’t want to go.)」と懸命に訴えるが、まるでトニーの手から砂がこぼれ落ちていくように、最後には姿を消してしまうのだった。

米アイオワ州の高校を訪れたジョー・ルッソ監督は、このシーンを俳優陣の即興演技で構築したことを明かしている(イベントの内容は書き起こしが公開されている)。トムには脚本が渡されていなかったため、二人の監督は最低限の情報と演出によって撮影を進めていったというのだ。

「出演者は現場にやってきてすぐに(撮影内容を)知らされて、その後、僕たちが何をやるのか説明するんです。ですからトム・ホランドも何が起こるのかは知っていましたが、それも当日の朝に知らされたものなんですね。
トムはシーンのほとんどを即興で演じたので、“できるだけ苦しんで”とか、“君は行きたくないと思ってるんです”というふうに演出しました。そのフレーズを彼が使ってくれて。モニターで見ながら涙ぐんでしまいましたね。」

また米ワシントンD.C.で行われたイベントにて、ルッソ監督はこのシーンの撮影を別の言葉で振り返っている。ジョー監督によれば、何度か撮った時点では「物語の一部分をやってるだけにすぎない」ような、まだ印象に乏しいものだったそうだ。そこで前述の演出を加えたところ、演技が大きく変わって完成版のシーンが出来上がったのだという。
ちなみに英国のチャリティ・イベントに登場したトム・ホランド本人は、このシーンを即興演技で撮影したことを認めつつ、「僕は“行きたくない”って何度か言っただけですよ」と述べたとか……。

ルッソ監督とトムが口を揃えるのは、このシーンでトムの相手を務めたトニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.の存在感だ。トムはロバートを「即興演技の王様」と形容し、アンソニー監督は、ロバートの演技がシーンづくりに良い影響を与えたのだと強調している。

「ロバート・ダウニー・Jr.はすごく即興が上手な俳優ですし、トムは傷つくことをためらわない、若くてとても勇敢な俳優。(スパイダーマンの消滅シーンは)撮影現場で起こりうる最高の出来事だったと思います。」

トムは撮影内容を当日の朝に知らされたというが、スパイダーマンが消滅するという展開をそのまま伝えられたかどうかはわからない。しかしトムによると、撮影当日の時点で「(スパイダーマンは)死んじゃうんだ」と思っていたそう。いずれにせよ内容を正確に把握していたわけだが、“トムらしい”のは、映画本編を観た際、彼が自分の消滅に驚かされたというエピソードである。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: FANSIDED, Webbed Media, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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