ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』初期段階ではカメオ登場の予定だった

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)には、大勢のマーベル・ヒーローたちが登場するが、なかでもピーター・クイル/スターロード率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシー勢は、打倒サノスに向けて大きな役割を果たした。しかし『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によると、当初の計画では、ガーディアンズのメンバーたちはカメオ登場の予定だったという。
米Comicbook.comは、新型コロナウイルスの影響による“自宅待機”キャンペーンとして、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)の同時視聴イベントを開催。その際、ガン監督はTwitterにて「当初、(ガーディアンズの)キャラクターたちは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にカメオ登場する予定だったんですけど、『リミックス』の脚本を書く頃には、もっと大きなものになっていたんです」と驚きの発言を繰り出した。
Originally they were solely going to cameo in “Avengers 3” but by the time I was writing the screenplay for Vol 2 it became something more. #QuarantineWatchParty #GotGVol2 https://t.co/RnUH74GN0n
— James Gunn (@JamesGunn) April 24, 2020
毎度、SNS上でファンからの質問に真摯に答え、時にインターネットを騒がせるガン監督だが、今回は群を抜く驚愕発言だ。なぜなら、『インフィニティ・ウォー』で、クイルらガーディアンズのメンバーがカメオ登場に留まっていたら、アベンジャーズも別の運命を辿っていたかもしれないのだから。きっとガーディアンズのメンバーが、宇宙空間で漂流していたソーと合流することはなかった。最強の武器ストームブレイカーを手に入れようとするソー・ロケット・グルートと、サノスのリアリティ・ストーン入手を阻むクイル・ガモーラ・ドラックス・マンティスの二手に分かれて、サノスの策略に挑むこともなかったはずだ。
ところで、どのような経緯があって、カメオ出演からここまでの大役に変更されたのだろうか。『インフィニティ・ウォー』で脚本を務めたスティーヴン・マクフィーリーは、ガン監督の発言について「知る限り当時は常に流動的で、私たちは(キャラクターの登場に関する)時間制限などを課せられてはいなかった」と反応。同じく脚本家のクリストファー・マルクスも「サノスの娘たちはガーディアンズにいましたから、彼らがカメオ出演以上になることは最初から分かっていました」と当時の心境を明かした。
ちなみに、来たる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』は、シリーズに決着をつける“完結編”になるとされている。サノスとの戦いで重要な役割を果たしたガモーラを巡る展開も気になるところだ。