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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ロケットに大きな役割 ─ ジェームズ・ガン監督、伏線回収も予告

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』では、ロケット・ラクーンが物語のカギを握ることになりそうだ。脚本・監督のジェームズ・ガンが、Twitterで「今後の展開でロケットが大きな役割を担う」と明かしたのである。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年4月7日(米国時間)、Twitterでは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)同時鑑賞会が開かれた。ガン監督も参加し、リアルタイムのコメントとともに作品を楽しめるという趣向だった。この中で、監督は「ロケットのオリジンは『Vol.3』で描かれますか?」との質問を受けており、それに対する返答がこれだったのである。

「今後の展開でロケットが大きな役割を担う、ということだけお伝えしましょう。それから、ロケットにある多くの要素(背中にある傷のような)は、僕が最初からずっと計画してきたものですよ。」

重要なのは、『Vol.3』でロケットが重要な存在になること、過去作の伏線がいよいよ回収されるらしいことである。以前からガン監督は、ロケットには特別な思い入れがあることを明かし、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2作品と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で描かれてきたロケットの物語を「『Vol.3』で完結させると決めていた」と述べてきたのだ。2017年には、ロケットの「恐ろしい」過去を描くことになるとも語っていたが……。

ちなみに“過去”というキーワードに関して言えば、今回、ガン監督はもうひとつ気になるコメントを発してもいる。いわく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』3部作は「幼少期にトラウマを抱えたはみ出し者たちの物語」。唯一、ドラックスだけが自分を育てた人々とポジティブな関係を結べたというのだ。もっともドラックスでさえ、愛する家族を殺され、心に大きな傷を負っているわけである。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、シリーズに決着をつける“完結編”となる予定。ピーター・クイル/スター・ロード、ドラックス、ロケット、グルート、ネビュラ、マンティスの物語はどんな結末を迎えるのか。『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、ガモーラをめぐる展開がどう動くのかも大きな見どころとなる。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。