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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの登場シーンは『ガーディアンズ』の流儀を徹底!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の大きな見どころは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で今や重要な一角を占める『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのキャラクターが揃って登場することである。
むろん多くのファンが待ち望んだクロスオーバーだが、『インフィニティ・ウォー』を手がけるのは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督とはまるで作風が違うクリエイターだ。しかし、『ガーディアンズ』ファンがガッカリしないように撮ってくれるのか……という心配はどうやら杞憂に終わりそうである

2017年7月14~16日(現地時間)に開催されたディズニー・イベント「D23 Expo 2017」の会場にて、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でドラックス役を演じているデイヴ・バウティスタが『インフィニティ・ウォー』撮影の感想を語っている。いわく撮影に入る前は、『インフィニティ・ウォー』にガーディアンズが登場することに心配もあったとか……。

米ABCテレビの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」の取材で、バウティスタは『インフィニティ・ウォー』で一番驚いたのは「ルッソ兄弟との仕事」だったと話している。ルッソ監督の作品はよく知っていても、どんな作り方なのかは知らなかった、ということがその理由だったようだ。しかも本作に登場するガーディアンズは、ジェームズ・ガン以外の人間が撮る初めてのガーディアンズなのである……。

「クロスオーバーですごく心配したのは、ジェームズ・ガンのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをやろうとして、彼らなりのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーになってしまうことだった。すでに映画の『ガーディアンズ~』を2本撮ってたから、ちょっと心配でしたね。ドラックスのことは分かっているし、(ジェームズ・ガンの)ドラックスに満足しているから、自分が良いと思えない妙な方向には行きたくなくて。」

しかし実際の撮影現場に入ってみると、ルッソ監督は『ガーディアンズ』チームの流儀に身を委ねるようにしてシーンを作っていったという。

「問題はまったくなかった。二人は僕たちの好きなようにやらせてくれて。僕らが知ってる、僕らが大好きなガーディアンズになるための自由を与えてくれたんです。贅沢なことに、僕らのためにジェームズ・ガンもちょっとだけ(脚本を)書いてくれました
でも驚いたのは、僕らが役を演じることを彼らがこんなに支えてくれるのか、ってことで。ガーディアンズのシーンがどんどん良くなるのはとても素晴らしかったですよ。[中略]こんなに寛大で、自分たちに任せてくれるなんて、正直予想してなかったので。」

なお『インフィニティ・ウォー』には、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督も製作総指揮として名前を連ねており、撮影現場ではガーディアンズに関する監修作業も行っているという。「脚本を書いてくれた」というあたり、おそらくガーディアンズのシーンにはガン監督によるリライトが加わっているのではないだろうか。ルッソ監督も『ガーディアンズ』チームに自由を与えているということで、『ガーディアンズ』の流儀は『インフィニティ・ウォー』でもきちんと踏襲されているようだ。

ところで、このインタビューでバウティスタはルッソ兄弟の仕事ぶりを絶賛しているが、そういえばアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.もルッソ兄弟を「尊敬している」と発言していた。恐るべき才能であることは『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』でマーベル・ファンには周知の事実だが、それにしても次はどんな風景を見せてくれるのか……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

Source: http://screenrant.com/avengers-3-guardians-galaxy-style/
写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。