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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ホークアイの不在、どこまで計画通りだったのか ─ ジェレミー・レナーが意図を語る

東京コミコン2018 ジェレミー・レナー
© THE RIVER

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)は、あらゆる意味でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のファンに衝撃を与えた作品だった。想像を絶する展開と顛末はもとより、ファンが驚かされたのは、MCUを黎明期から支えてきた“オリジナルのアベンジャーズ”の一員であるクリント・バートン/ホークアイが登場しなかったことだ。

このたびホークアイ役のジェレミー・レナーは、『インフィニティ・ウォー』不在の理由について「すべてはストーリーテリングのため」だと語っている。


東京コミコン2018 ジェレミー・レナー
「東京コミコン 2018」来日時、通訳の言葉に耳を傾けるジェレミー・レナー © THE RIVER

ホークアイ不在、どこまで計画通りだった?

米Varietyのポッドキャストに登場したジェレミーは、自身の不在について「すべては完全にストーリーテリングのためだったと思います。あらゆる判断をルッソ兄弟に委ねました」と述べた。『インフィニティ・ウォー』公開当時から、アンソニー&ジョー・ルッソ監督はホークアイについて「自分自身の冒険に出ている」「特別な場所にいる」と語り、その役割を示唆していたのだ。

ルッソ兄弟と脚本家のクリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリーによれば、『インフィニティ・ウォー』では、脚本に書かれたシーンのほぼ全てが映画に含まれていたという。理由は、時間と予算の限られた大作映画において、不要になるかもしれないシーンを脚本の段階で厳しく判断したため。したがって、ホークアイの不在はあらかじめ決定されていたのだろう。一方でジェレミーは、「休みが欲しかった。やることもあったし、休みを取ろうと思ったんです」とも述べている。

『インフィニティ・ウォー』の撮影とジェレミーのスケジュールには複数のエピソードがある。たとえばジェレミーは、自身の代表シリーズ『ミッション:インポッシブル』の最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)にも出演していなかった。これは『フォールアウト』が脚本を執筆しながら撮影を進めるスタイルであるがゆえ、拘束時間も必然的に長くなるため。『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』が決まっていたジェレミーは、スケジュールの問題から出演を断念したという。一方でジェレミーは2017年6月には『TAG タグ』(2018)の撮影に参加。肘と手首を骨折しているが、7月中旬からの『エンドゲーム』撮影には合流していた。

では『TAG/タグ』の以前、ジェレミーは『インフィニティ・ウォー』の撮影にまったく参加していなかったのか? 実は「あらゆる判断をルッソ兄弟に委ねた」という言葉の意味が、ここでうっすらと浮かび上がってくる。2017年4月、まだ『インフィニティ・ウォー』の撮影が行われていた当時、ジェレミーはとあるシーンの撮影に参加したことをInstagramにて報告しているのだ。この写真に写っているのは、『エンドゲーム』の予告編に収められている、クリントが娘に弓矢を教えるシーンに登場した“的”である。

 
 
 
 
 
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Another set visit #babyhawk #familyday #daddydaughter #starisborn

Jeremy Rennerさん(@renner4real)がシェアした投稿 –

この記事では、『エンドゲーム』における同シーンの内容について触れることはしない。ただし言えることは、このシーンが本来『インフィニティ・ウォー』のために撮影されていた可能性があるということだ。『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の撮影は、キャストやスタッフの混乱を避けるため、基本的には別々に撮影されていたのである。ルッソ監督の求めるストーリーテリングのため、『インフィニティ・ウォー』からホークアイの出番が削除され、『エンドゲーム』に移された可能性も否定できないだろう。

ともかく『エンドゲーム』では、『インフィニティ・ウォー』で不在だったぶんだけ、クリント・バートン/ホークアイの物語は充実した形で描かれている。まだ観ていないという方は、ぜひお早めに劇場へ…!

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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