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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』重要キャラ3名が判明 ― 出番が少ない人物は「4作目まで待って」

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、過去に登場した60名以上のキャラクターが入り乱れる一大群像劇だ。
これまで登場人物の人数には諸説あったものの、その真相について、アンソニー&ジョー・ルッソ監督は「たくさん」「実際数えてません」と衝撃の発言を口にしている

しかしすぐに思いつく限りでも、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ブラック・ウィドウ、ハルク、ブラックパンサー、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなど、物語の中心を担いそうなキャラクターは数知れない。その全員を156分という上映時間で扱うのは到底不可能だろう。
このたび米Fandangoのインタビューにて、ジョー監督は本作で出番の多い、重要な役割を務めるキャラクターを明かしている。

注意

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

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重要キャラクターは「サノス」「ソー」「ガモーラ」

ジョー監督のコメントは、ある意味で“当たり前”といえるかもしれない。なぜなら出番が多いというキャラクターの一人目に名前が挙がったのは、本作のメイン・ヴィランであるサノスなのだ。

「(出番が多いのは)サノスです。マーベル・(シネマティック・)ユニバースにて、彼の物語はしっかり描かれていません。彼は脅威ですが、ここに至るまでどんな形でも描かれていないんです。サノスはこの映画の多くに登場しますし、いろんな意味で、これは彼の映画だと言えると思います。」

ただしジョー監督の言葉を掘り下げていくと、そこには「ヴィランだから出番は当然多いよね」という以上の、ストーリーに深く関わる“ある思惑”が眠っていた。

「僕たちの仕事で大切なのは観客を驚かせること。みなさんが予想しない物語を描きたかったんです。この物語はヴィランの視点で展開するわけですが、これは非常にユニーク、かつ商業映画としてはリスキーで、みなさんには驚いてもらえると思いますね。観客が革新や破壊を楽しむ、そういう市場だと思いますし、ここで革新的なことをやりたくて。」

すなわち『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、宇宙征服のため6つのインフィニティ・ストーンを求める、闇の帝王サノスの視点から物語が紡がれているのだ。ただしジョー監督は、「時には視点が複数になりますし、数人のヒーローはとても重要な役割を担っています」とも述べている。

「この映画では、ソーのすごく面白い物語を見てもらえると思います。過去の『アベンジャーズ』では中心にいなかったキャラクターですが、今回はとっても重要な役どころですよ。[中略]また、映画の大部分はガモーラの視点から語られているともいえますね。彼女にも魅力的な物語があるんです。」

先日公開された第2弾予告編では、ガモーラがサノスについて語る場面があれば、幼いガモーラとみられる少女をサノスが連れて行く場面も含まれていた。したがって、物語のカギを“サノスの娘”である彼女が握るのは不自然ではないだろう。一方、現時点でソーの姿はあまり多く見られない。しかし予告編にあまり登場していないということは、逆にいえば、まだ明かせない秘密がたくさん用意されているということだ……。

もちろんいくつかのキャラクターは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』での登場時間が短くなることだろう。そもそも、ホークアイやアントマンに至っては事前のプロモーションにほぼ登場していないのである。彼らのファンに対して、ジョー監督はこう呼びかける。

「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ4(正式タイトル不明)』がありますから、一作目の中心となったキャラクターを二作目では下がらせることもあります。また、一作目で出番の少なかったキャラクターを(二作目で)中心に持ってくることもあるんです。[中略]だから、もしお気に入りのキャラクターが『インフィニティ・ウォー』で出番が少なかったとしたら、『アベンジャーズ4』まで待っていてください。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。なお『アベンジャーズ』第4作は2019年4月26日(金)米国公開予定。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ウェブサイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Sources: ET, Fandango

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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