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【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』あのシーン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督が脚本を執筆していた

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、ついにアベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのクロスオーバーが実現する。マーベルファンが待ち望んだコラボレーションを手がけたのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督だ。ただしガーディアンズのメンバーを描くにあたっては、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が監修として携わったという。

このたび米Comicbook.comの取材によって、劇中でジェームズ監督が大きく貢献したシーンがひとつ明らかになった。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

ドラックスが「食べる」シーン

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の脚本を執筆したクリストファー・マルクス(スティーブン・マクフィーリーと共同執筆)は、ジェームズ監督との共同作業についてこのように語った。

「彼(ジェームズ監督)には(脚本の)相談をしましたし、ガーディアンズのヘビーなシーンにはいくつも提案をしてくれましたね。それから、すごくおかしな場面があるんですけど、そこはすべて彼の仕事です。」

クリストファーとスティーヴンは、その「すごくおかしな場面」について「詩的な」「食べる」シーンだと説明している。
すでに本作をご覧になった方であればすぐに思い出せることだろう。「もしも私がサノスに捕まった時には、私を殺して」とガモーラに頼まれたピーター・クイル/スター・ロードが、その言葉を了解した直後、何かの砕ける音が聞こえてくる場面だ。気配を完全に消し、透明になるスキルを身につけたというドラックスが、非常にゆっくりとした速度でナッツを口に運んでいく……。

以前ドラックス役のデイヴ・バウティスタは、ジェームズ監督が本作のために「ちょっとだけ脚本を書いてくれた」語っていた。ジェームズ監督はクリストファー&スティーブンによる脚本に一連のやり取りを加筆したのだろう、ものの一瞬で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の空気になるセリフの数々はさすがの仕事ぶりである。

なお米The Hollywood Reporter誌にクリストファーが語ったところによれば、ジェームズ監督はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの登場シーンすべてを監修していたという。

「ジェームズは主に(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)特有の雰囲気に貢献してくれました。僕たちも、映画の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場したキャラクターから遠いものにはしたくなかったので。
彼ら(ガーディアンズ)を扱った部分にはすべて関わってくれましたよ。映画の展開に関係しない調整を加えてもらうと、キャラクターに少し影響が出るんです。そうやって変化したところを、クリス・プラットがさらに支えてくれる。(ガーディアンズの)キャラクターを理解している人がいるとすれば、それは彼らなんだとわかりましたね。」

ジェームズ・ガン以外にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを演出した映画監督は、本作を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソが初めてである。あらゆる作品のトーンを損なうことなく『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』という映画が成立した背景には、これまでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに命を吹き込んできた人々の尽力があったのだ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館で公開中

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: Comicbook.com, THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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