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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』インド版吹替、サノスに『バーフバリ』バラーラデーヴァ役俳優を起用

外国映画をローカライズする際、吹替版に専門の声優ではなく俳優が起用されるケースは海外でも珍しくない。
インドでは、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のテルグ語吹替版で、悪役サノスの声を『バーフバリ』2部作でバラーラデーヴァ役を演じたラーナー・ダッグバーティが担当することが決定した。印The Times of India紙が報じている。

『バーフバリ』話題の俳優、サノス役に挑む

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に登場するサノスは、マーベル・シネマティック・ユニバース史上最凶のヴィランと呼ばれ、宇宙の半分を守るために宇宙の半分を滅ぼそうとする。そのため、恐るべき力を秘めた6つのインフィニティ・ストーンを求めて宇宙を旅し、地球へやってくるという設定だ。演じるのは『オールド・ボーイ』(2013)や『ボーダーライン』(2015)のジョシュ・ブローリンである。

そんなサノスのテルグ語吹替を務めることが決まったのは、『バーフバリ 伝説誕生』(2015)『バーフバリ 王の凱旋』(2017)で主人公バーフバリの兄にして、弟への復讐に燃えるバラーラデーヴァ役を圧倒的な演技で魅せたラーナー・ダッグバーティ。その複雑な人物造形に心惹かれたファンも多いが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではどうやら悪役サノスの複雑な背景が描き込まれることになるという。今度は声優として、その演技力を発揮することになるのだろう。

ラーナーはサノスの吹替を務めることについて、以下のコメントを発表している。

「複雑に織り上げられたストーリーをもつ、マーベル・コミックやマーベル映画とともに私は成長してきました。マーベルが世界中の観客に共感されるキャラクターとストーリーを作ってきたこと、かつて想像されなかったスケールの映画を作ってきたことは非常に魅力的です。
アイアンマンやキャプテン・アメリカといったキャラクターは大好きなので、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の吹替には興奮しました。最強のヒーローが厳しい戦いを経験するほど強力なヴィラン、サノスの声を務めるのはエキサイティングな経験でした。」

なお日本の映画館で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のテルグ語吹替版を鑑賞する機会はおそらくないと思われる。どうしてもラーナー演じるサノスの声を聴きたければ、いずれリリースされるブルーレイをインドから輸入するしかなさそうだ……。

ちなみにラーナーによるコメントを読むかぎり、すでにテルグ語吹替版の収録作業は終わっているようだ。劇場公開まで1ヶ月を切った現在、日本語吹替版の収録も進んでいるのだろうか?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ウェブサイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Source: The Time of India

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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