『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノス役俳優、演技のヒントは『ゴッドファーザー』 ― 「嫌われてもいい」と豪語

映画『アベンジャーズ』(2012)で初登場を果たした“闇の帝王”サノスは、ついにシリーズ最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にてその真価を発揮することになる。演じるのは、数々の作品で渋い演技と存在感を見せつけているジョシュ・ブローリン。『デッドプール2(仮題)』ではケーブル役にキャスティングされ、マーベル原作の映画で複数のキャラクターを同時に演じることでも話題を集めた俳優である。

数々のヒーローの前に立ちはだかるサノスを、ジョシュはいかに捉え、どのように演じてきたのか……。これまで「(撮影は)今までで一番楽しいかもしれない」記事)、「サノスは知性的なキャラクター」話してきた彼が、米Colliderのインタビューでその真意をさらに掘り下げて語った。

ジョシュ・ブローリン

Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14609924158/ )

「嫌われてもいい」サノス、さらなる高みへ

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、スパイダーマン、ドクター・ストレンジ、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に登場するヒーローを挙げはじめるとキリがないほどだ。もはや単なるヒーロー映画ではなく、ヒーローたちによる群像劇だと捉えるのが正確かもしれない。

しかしいずれにせよ、優れたヒーロー映画には優れた悪役(ヴィラン)が必要だ。もはや“ヒーロー集団”である彼らを一網打尽にするのが闇の帝王サノスであり、その部下のブラック・オーダーなのである。
まずジョシュは、この作品で自分自身が嫌われることはまったく意に介さない姿勢を示している。

「僕がみんなに愛されないポジションにいることは全然オーケーですよ(笑)。いつもみんなが味方してくれるわけではないですし、全然いいんです。[中略](観客の)全員が僕のことを憎んでても、映画さえ最高なら、その価値はありますよね。

もちろんこう断言することには、ジョシュ自身が撮影現場で十分に満足しているという背景があるだろう。
2017年10月時点でジョシュの撮影は終わっていないが、再びサノス役を演じることを「最高の経験」だと語ったほか、「(アンソニー&ジョー・)ルッソ監督と仕事が出来て本当に良かった」とすら言わしめているのである。ヒーロー映画のヴィランという役柄、モーションキャプチャーを使用した演技には最初こそ戸惑ったようだが、二人の監督はジョシュをサノス役へと丁寧に導いていったようだ。

「(サノス役は)演技のタイプが普段とはまるで違うんですが、僕が演じたシーンを二人が6分ほど見せてくれたんです。こんなにデジタルの作業は進化してるのか、こんなにリアルに見えるのかって、本当に驚きましたよ。幸せな気持ちになると思いませんでしたね。」

また監督たちは、スーパーヒーローとヴィランが戦う物語を俳優の心理にうまく落とし込むべく、ある方法を取り入れたという。

 

「ジョー・ルッソはよく『ゴッドファーザー』(1972)を引き合いに出して、“あなたは彼の頭に銃を突きつけてるんです”とかって言うんですよ。僕たちが参考にしたり、出来事を感情で捉えたりできるように、『アベンジャーズ』の脚本を『ゴッドファーザー』に置き換えてくれるのはすごく良かったです。彼らも“サノスがこんなに複雑なキャラクターになると思ってなかった”って嬉しそうにしていたし、僕たちのやったことにとても喜んでくれました。」

豪華出演者が一同に会した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を、ルッソ監督は「またとない機会」として捉えているといい、またジョシュも「大きな成果を生むだろう、本当に素晴らしいプロジェクト」だと話している。

なお『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のストーリーは単独で完結せず、2019年公開『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル不明)にもつながっている。ジョシュは継続して第4作にも出演するが、サノスというキャラクターには一体どんな変化が待っているのか……。

「詳しくは言えませんが、[中略](作品は)“うまくいった”という以上のものになるし、(サノスは)僕が演じたものを基にして、次のレベルへ進むと思いますよ。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。

Source: http://collider.com/josh-brolin-thanos-avengers-infinity-war-interview/
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ポップカルチャーは世界を変える

TwitterでTHE RIVERをフォローしよう!


こちらの記事もオススメ

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。