『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』トニー・スターク&ペッパー・ポッツのシーン、大幅に作り直されていた

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークとグウィネス・パルトロウ演じるペッパー・ポッツの共演シーンが大幅に作り直されていたことがわかった。脚本家のクリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリーが語っている。

米Colliderのインタビューに登場したマルクス&マクフィーリーは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の未公開シーンについて尋ねられると「言えることがないんです」と一言。本作で使用されなかったシーンが2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』に使われる可能性があるなどの理由で、未公開シーンへの言及を自粛するよう求められているようだ。
しかしそんな中、マルクスは本編に使用されず、おそらく今後も使われないであろうシーンの存在を明かしている。それは映画の冒頭、トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)とペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)が公園で話しているシーンの“別バージョン”だった。
「トニーとペッパーが公園にいるシーンの、すごく長いバージョンを撮影しました。カメオ出演者も出てくる、トニーや友人たちが公園にいる場面でしたね。ちょっとおかしなシーンだったんですが……。」
“カメオ出演者”の正体を二人は明言していないが、ここで登場したのは「マーベル・シネマティック・ユニバースのキャラクター」だったという(撮影に参加していたにもかかわらず、本編に出てこなかったハッピー・ホーガン役のジョン・ファヴローが有力とみられる)。ちなみにマルクスによれば、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)にこっそり出演していたジョー・ルッソ監督も登場するはずだったとか。
では、そんな贅沢なシーンをなぜお蔵入りにしなければならなかったのか? その理由について、マルクスは「コントロールが効かなくなったんです」と話している。
「(映画の)道筋から全体的に逸れてしまいました。そこで道筋に沿ったトーンにして、舞台となる場所を変更して、脚本を書き直したんです。トニーとペッパーのシーンになりました。
(使われなかったバージョンは)良い感じに撮れたんですが、(物語における)トニーの滑り出しに失敗した感じがしました。この映画で何が起こるかを知っているみたいで。だから短く編集したものを作ったわけです。でもあのシーンを書いて、撮った時のことは鮮明に覚えてますよ。たぶん、みなさんには観てもらえないんですけど…。」
なお『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』については、アンソニー&ジョー・ルッソ監督によって、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが「行き詰まっている」という未公開シーンが存在することが明かされている。そちらも今回語られたのと同じく、のちに使用される可能性のない場面なのだろう。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/
Source: Collider