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師弟関係「さらに発展」 ― 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』アイアンマン&スパイダーマンの今後はどうなる

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で初登場したピーター・パーカー/スパイダーマンは、天才科学者トニー・スターク/アイアンマンに見出されて“新人ヒーロー”となった。つづく単独映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で、ピーターは師匠であるトニーとの師弟関係をさらに築いていく。

マーベル・シネマティック・ユニバース作品、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、そうして描き重ねられてきたピーターとトニーの3度目のタッグが実現する。先日公開された第2弾予告編では、トニーとピーターが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのスター・ロード&ドラックスと対面する場面も初めて公開された。
それでは本作において、ピーターとトニーの師弟関係はどう変化するのか? 2017年夏、撮影現場にてアンソニー・ルッソ監督が今後の展開を示唆している。

師匠トニー・スタークと弟子ピーター・パーカー

アンソニー監督が強調しているのは、トニーとピーターの師弟関係を本作でこれまで以上に掘り下げていくということだ。「(トニーと)スパイダーマンには(『スパイダーマン:ホームカミング』で)築いた繋がりがありますからね」と前置きして、監督はこのように述べている。

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「(トニーとピーターの関係は)発展していきます。そもそもユニークな師弟関係ですが、この映画ではさらに展開しつづけていきますよ。」

トニー役のロバート・ダウニー・Jr.は、以前ピーターとの関係について「マーベルは気が利いてますよね。“パーカーとスタークはいいぞ”ってことで、(本作でも)二人をできるかぎり近づけようとしています」と話していた。その結果が、予告編にもみられるようなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやドクター・ストレンジとの出会いだといえそうだ。ただしロバートは、トニーがピーターに試練を課す可能性を示唆してもいる。

「自分の監督下でエンジンを全開にしてるヤツがいる時には、彼らを厳しい状況に導く責任もある。それが実り多い結果を生みますから。」

トニーがピーターをさらなる試練にいざなっていくとして、その背景にあるのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を経てトニー自身が置かれているシビアな環境だろう。アンソニー監督は、撮影現場でのインタビューでこのようにも語っているのである。

「(『シビル・ウォー』で)トニーはソコヴィア協定に賛成する側につきました。彼はその選択の結果に疲れきって、それでも協定に反対する側のアベンジャーズを率いているんです。それから、現時点で法に反する側の人々も。」

米国で刊行されたコミック「Marvel’s Avengers: Infinity War Prelude」では、アベンジャーズ本部にてトニーが一人で研究に勤しむ様子が描かれている。『シビル・ウォー』でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカから贈られた携帯電話を眺めつつ、トニーは世界の終わりに備えて、自分一人でも戦えるだけの準備を進めているのだ。その背後に、自身が開発したスパイダーマンの新スーツが見えるのはどこか象徴的だろう。

しかし『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、少なくともトニーはドクター・ストレンジと出会い、ブルース・バナー/ハルクと再会し、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとも対面することになる。そんな中、彼は“唯一の弟子”ピーター・パーカーとどんな関係を築いていくことになるのか……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー
なお『スパイダーマン:ホームカミング』のブルーレイ&DVDは現在発売中だ。

Source: ScreenRant, Marvel’s Avengers: Infinity War Prelude #1
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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