ヒュー・ジャックマン、実はウルヴァリン引退宣言を後悔していた?『デッドプール3』復帰に向けて

『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業したヒュー・ジャックマンが、マーベル・スタジオ『デッドプール3(原題)』で奇跡のカムバック。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)以来となる、デッドプール役ライアン・レイノルズとの再共演が実現することになる。一度は、ウルヴァリンのアイコニックな爪を装着するのは最後だと明言したジャックマンは、なぜ復帰を決めたのだろうか?
米Varietyの取材に応えたジャックマンは、『ローガン』のプレスツアーで「ウルヴァリン役から引退する」と何度も公言した時は、本気だったと明かしている。ところが、その後に『デッドプール』(2016)を観て、引退宣言を後悔したのだという。
「『デッドプール』の試写会に行ったんです。20分経ったところで、“ああ、ちくしょう!”と思いました。自分の頭の中で、ニック・ノルティとエディ・マーフィが共演した『48時間』が思い浮かび続けていたんです。そのアイデアを長いこと温めていました。ここに辿り着くまでに長い時間がかかってしまいましたが。」
ジャックマンが言及した『48時間』は、1982年に公開されたアクション映画。犯人逮捕のために48時間だけ仮釈放された囚人レジー(演:エディ・マーフィ)と、刑事のジャック(演:ニック・ノルティ)が協力して凶悪犯を追跡することになる。とにかく、主演俳優2人の凸凹コンビぶりが抱腹絶倒の80年代を代表する映画だ。第1作の大ヒットを受け、1990年には続編『48時間PART2/帰って来たふたり』が公開されている。
どうやらジャックマンは『デッドプール』を観て、『48時間』のようなウルヴァリン&デッドプールのバディ映画を思いついたのに、すでに引退を表明した後だったため引くに引けなかったようだ。
それから約6年が経ち、『デッドプール3』でレイノルズ&ジャックマンの再共演が実現することになったわけだが、レイノルズは3年以上も前からウルヴァリンを復活させることを熱望していたのだとか。ジャックマンいわく、レイノルズが毎日のように、ウルヴァリンとデッドプールの映画をやりたいと懇願し続け、ついにジャックマンが復帰に同意したのが2022年8月だったそうだ。
『デッドプール3』は、何年にもわたってレイノルズ&ジャックマンが温めてきた“パッションプロジェクト”と呼んでも過言ではなく、きっと『48時間』を超えるような名凸凹コンビぶりを見せてくれるに違いない。
映画『デッドプール3(原題)』は2024年11月8日に米国公開予定。
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Source:Variety