【批判?激励?】ジェームズ・キャメロン監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は「シリーズの劣化版」とバッサリ
先日、ローランド・エメリッヒ監督がマーベル映画を痛烈に批判したというニュースをお知らせしたばかりだが、またしても大御所監督が話題作に物申した。
『ターミネーター2』『タイタニック』『アバター』などでおなじみジェームズ・キャメロン監督が、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をバッサリ斬ったのである。
キャメロン監督が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を批判したのは、YouTubeに公開されているインタビュー映像だ。
https://youtu.be/LLE0QXytO6w

https://www.youtube.com/watch?v=LLE0QXytO6w
『フォースの覚醒』には既視感?
キャメロン監督は、
「ジョージ・ルーカスは僕の友人だ。J.J.エイブラムスのこともすごくリスペクトしてるし、次の作品を観たいから、あまり多くは話したくない」
と前置きしながら、『~フォースの覚醒』を観た感想を正直に話している。
「ジョージ(・ルーカス)のシリーズ6本には革新的なビジュアル・イマジネーションがあったが、この映画(『~フォースの覚醒』)は、これまでに観たことのあるものとキャラクターを小さくまとめたものよりはマシというくらいだった。新しいキャラクターと一緒に、赤ちゃんが少しだけ歩いた感じだ。だから私のなかでは結論が出ていない。これからどうなるのかを観たいね」
この発言から伺えるのは、キャメロン監督にとって『~フォースの覚醒』はイマイチだったということ、しかし今後に期待したいということだ。言葉は厳しいものの、批判というよりは、古い友人の作品を受け継ごうとする後輩たちへの激励と受け取るべきかもしれない。
キャメロン監督は現在『アバター』の続編4作品の準備中だ。『アバター2』は2018年、『3』は2020年、『4』は2022年、『5』は2023年に公開される予定だという。『アバター』は2009年に3D映画の先駆けとして公開された作品だが、それから約10年を経ての続編だけに、「ビジュアル・イマジネーション」という点では、キャメロン監督もおそらくかなり高いハードルを課せられることになるだろう。
『スター・ウォーズ』を継ぐ後輩たちと、現役で闘うキャメロン監督。劇場で一騎打ちが観られる日を楽しみにしたい。
source:
http://www.ew.com/article/2016/06/28/james-cameron-star-wars-force-awakens