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マーベル/Netflix『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2は監督が全員女性!マーベル&DCの人選に『トレンド』あり

マーベル&Netflixドラマの第2弾として配信された『ジェシカ・ジョーンズ』。製作が決定しているシーズン2では、女性監督が全エピソードを手がけるという。

『ジェシカ・ジョーンズ』は、マーベルコミック『エイリアス』を原作とした、超人的な能力を持つ探偵ジェシカ・ジョーンズを主人公とする“スーパー・ヒロイン”ドラマだ。同時に現代の社会問題を見据えたサイコ・スリラーでもあるという、マーベル・シネマティック・ユニバースでは異色の作品でもあった。

「全員女性監督」決断の経緯

『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2の全エピソードを女性が手がけるという情報は、シーズン1からショーランナー(製作総指揮)を務めているメリッサ・ローゼンバーグ氏が明かしたものだ。

テレビドラマの全エピソードを女性が監督する事例はきわめて珍しい。最近では、映画『グローリー/明日への行進』のエイヴァ・デュヴァーネイがショーランナーを務める『クイーン・シュガー(原題)』があるが、そもそも、女性がドラマを監督するというケース自体が男性に比べるとはるかに少ないのだ。実際に『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン1も、女性が監督した回は全13エピソード中4つしかない。今回のニュースはすでに海外で話題となっているが、「全エピソードを女性が撮る」と宣言するだけでニュースになる現状から察するべきだろう。

http://www.latimes.com/entertainment/herocomplex/la-et-hc-everybody-loves-marvel-jessica-jones-20151119-story.html
http://www.latimes.com/entertainment/herocomplex/la-et-hc-everybody-loves-marvel-jessica-jones-20151119-story.html

しかしローゼンバーグ氏は、もともと『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2の監督を全員女性にしようとは考えていなかったという。シーズン1よりも女性監督を増やしたいという考えはマーベル側とも共有していたが、「全員でなければ」という思いはなかったようだ。当初、彼女をはじめとしたプロデューサー陣は、先に女性監督との契約を済ませ、あとから男性監督を起用する計画だったのである。

今回の決断に至ったきっかけは、あるスタッフが「女性監督だけで撮る」というアイデアを提案したことだった。ローゼンバーグ氏は、そのアイデアが提案されるまで、自らが人選の方針をきちんと考えていなかったことを明かしている。人々の雇用にかかわるナイーブな問題だが、彼女は「ショーランナーの重要な仕事」としてアイデアを採用したようだ。

マーベル&DCにみる「人選のトレンド」

もっともマーベルやDCは、映画・ドラマのクリエイターに“基準”を設けているようで、今回の人選もそこから逸脱するものではない。ここ最近の作品に携わった(これから携わる)クリエイターたちを確認してみよう。

たとえばガル・ガドット主演のDC作品『ワンダーウーマン』(2017年夏公開)はパティ・ジェンキンスがメガホンを取る作品だし、マーベルもブリー・ラーソン主演の『キャプテン・マーベル』(2019年公開予定)には女性監督を起用すると明言している。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ氏も「女性が撮ることが大切」といった発言をしているように、「スーパー・ヒロイン映画には女性監督」という意識が感じられる。

またスーパー・ヒロインに限らず、映画『ブラック・パンサー』(2018年公開予定)には『クリード チャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー監督が決まっているほか、先日より配信が始まったドラマ『ルーク・ケイジ』は多くの黒人監督・スタッフによって製作されている。

これらの人選には「女性や有色人種だから」というポリティカル・コレクトネス的な判断もあろうが、その一方で、キャラクターの設定やストーリーに近い“当事者たち”によって製作されることが質の高い作品につながるという判断もあるはずだ。こうした潮流から考えると、『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2の監督が全員女性となることは一切不思議ではないのである。

ドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2は2018年以降にNetflixで配信される見込み。現在のところ、脚本作業は中盤段階にあり、撮影は2017年にスタートするという、

source: http://variety.com/2016/tv/news/jessica-jones-women-directors-season-two-melissa-rosenberg-1201897203/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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