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『ジャスティス・リーグ』監督後任者がクオリティ向上に貢献!プロデューサーは「続編を楽しみにして」

ワーナー・ブラザース/DCコミックス作品『ジャスティス・リーグ』の劇場公開が近づき、海外でのプロモーションが加速している。ロンドンで開催されたプロモーション・イベントに出演者やスタッフが出席し、各メディアのインタビューに応じたのだ。

本作『ジャスティス・リーグ』は、当初2部作で構想されながら2作目の製作が凍結される、ザック・スナイダー監督が愛娘の死を受けて降板するなど、完成に至るまで紆余曲折のあった一本だ。ザック監督の降板後、再撮影や編集などで指揮を執ったのは『アベンジャーズ』(2012)を手がけたジョス・ウェドンだった(最終的に脚本家としてクレジットされている)。

そんな中、バットマン役のベン・アフレックやプロデューサーは、本作『ジャスティス・リーグ』の仕上がりや今後の展開に強い自信を示している

ザック・スナイダー&ジョス・ウェドンの相乗効果

米テレビ局「FOX 5」の取材で、ザック・スナイダーとジョス・ウェドンという2人の映画監督が関わったことや、それぞれとの仕事について尋ねられたアフレックは、その感想を率直に語っている。

「ザックがこの映画のキャスティングをして、先に2本の映画を作った(編注:2013年『マン・オブ・スティール』、2016年『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』)。この映画は以前の作品にしっかりと基づいているんです。デザインや脚本、そのほかすべてが。だからザックの作品なんですよ。」

以前、アフレックは本作を「監督ふたりの興味深い成果」だと述べて、その化学反応をとてもポジティブに受け止めていた。このインタビューで、アフレックはまた異なる角度からウェドンの仕事ぶりを評価している。

「幸運だったのは、ザックによるテンプレートを仕上げながら自分の作風や要素を付け加えた(ジョス・ウェドンという)人物が現れたことですよ。映画をより良いものにしてくれたと思います。すべての映画に監督が2人欲しいとは思わないですけど、興味深い作り方でしたね。」

プロデューサーは続編に意欲

今回のプレスイベントには、本作のプロデューサーを務めたチャールズ・ローヴェン氏と、スナイダーの妻で一時本作を離脱していたデボラ・スナイダー氏も出席。そこで二人は、具体的な発言を避けつつも本作の続編への意欲をにじませている。米ScreenRantの取材に対して、ローヴェン氏は「『ジャスティス・リーグ2』を楽しみにしていてほしい」とファンに呼びかけ、スナイダー氏は「映画が公開されてから、私たちがどこへ向かうのかを検討することになると思います」と述べたのだ。

前述したように、『ジャスティス・リーグ』続編は製作が延期されており、その後の動向は長らくわかっていなかった。ただし2017年10月21日には、本作でゴードン本部長を演じるJ.K.シモンズが続編の企画について語っており、水面下で脚本作業が進んでいるらしいことも判明したばかりだ。具体的なスケジュールは不明ながら、その計画は確かに存在するというわけである。

二人の映画監督が(図らずも)タッグを組むことになった、DC映画史上初めての巨大クロスオーバー作品『ジャスティス・リーグ』。その全貌が見えてくるまでもうあとわずかだ。

映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日より全国ロードショー

Sources: https://batman-news.com/2017/11/05/ben-affleck-justice-league-joss-whedon-zack-snyder-better/
https://screenrant.com/justice-league-2-sequel-fans-excited/
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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