経営コンサルタントだろうがスパイだろうが凄腕スナイパーだろうが、できる男はいつでもスタイリッシュでなければいけない。それはもちろん、裏社会で生きる暗殺者だって同じである。
妻を亡くし、彼女が残した犬も殺された。そんな孤独な暗殺者、ジョン・ウィックもいつもおしゃれだ。ブチ切れてしまってもスタイリッシュだ。今回は映画『ジョン・ウィック』のキャラクターたちから、“できる男”のスタイリングを学んでみよう。
1.ジョン・ウィック
キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィック。彼はとことんシンプルな服装がお好みである。
http://www.imdb.com/title/tt2911666/mediaviewer/rm2904424704スーツは、ジャケットも3つボタンのベストもナイフをしまう靴下もすべて黒。パンツはスリムに。もちろんいかなる場合でもスムーズに動けるよう、体にフィットしたデザインでなければならない。それに派手に殺し合ったからといって、破れてしまっては品がない。耐久性に優れた生地を選ぶこと。
少々色を加えたい場合は、落ち着いたネイビーのシャツを合わせるのがジョン・ウィック流。下に防弾チョッキを着ても着膨れしないように、日頃から体をひきしめておくことも、できる暗殺者……いや、できる男のたしなみだ。
ターゲットがどこに何時に着くか、暗殺者には時計も欠かせない。ゴツい男らしいデザインを合わせるのも良いが、ここはかさばらないように細身のデザインを。中性的な細いベルトのデザインが、品の良さを演出してくれる。
もちろん車はマスタング、そして鉛筆も忘れずに携帯すること。
http://www.imdb.com/name/nm0654295/mediaviewer/rm901825792また、休日はライダースにデニム、Tシャツと思いっきりカジュアルなスタイルに! ライダースも黒ではなくブラウンを選べば、仕事の時とは違う柔らかい表情になれる。白Tシャツとデニムは、清潔感あふれる定番スタイルだ。休日に何を着るか迷ったら、このスタイルで間違いなし!
2.ウィンストン
コンチネンタルホテルのオーナー、“イケおじ”代表のウィンストン。ジョンも信頼を寄せる人物であり、厳しいルールを暗殺者たちに課す裏社会のボスだ。貫禄あふれる大人の男、ウィンストンはファッションに遊び心を忘れない。
https://www.inverse.com/article/22140-john-wick-3-winston-and-charon黒のジャケットに白シャツとシックにきめたら、そこにプラスするのはなんとキュートなドットのスカーフ。かわいらしい小物を投入してこそ、余裕ある大人の着こなしだ。続編『ジョン・ウィック:チャプター2』でも、彼のダンディーなスタイリングに注目したいところである。
3.ヴィゴ・タラソフ
ロシアンマフィアのボス、ヴィゴ・タラソフ。子育てには失敗したものの、一応、巨大な組織のボスである。彼はマフィアのボスらしく、ぱっと見て分かる派手な着こなしを披露している。
http://www.stephen-f.com/news/2014/12/19/interview-with-the-designer-in-plaza-magazine/ジョンをブチ切れさせたバカ息子を叱るシーンで身につけているのは、これでもか!というぐらいド派手な真っ赤なシャツ。合わせているのはドット柄のネクタイだ。
http://villains.wikia.com/wiki/File:Viggo_Tarasov.jpgタラソフは色を使ったコーディネートがお好きな様子。他のキャラクターたちが黒やグレーなどの色を好んでいる中、なんと紫のジャケットだって着こなしてしまう。ジョーカー(DCコミックス)の他に、こんな色のスーツを持っている人間がいたとは驚きである。