『ジョン・ウィック9』までのアイデアが存在?チャド・スタエルスキ監督、ノートに書き溜める

キアヌ・リーブス主演の人気アクション『ジョン・ウィック』シリーズには、すでに9作目までの構想が存在しているという。シリーズ4作品で監督を務めてきたチャド・スタエルスキが明かしている。
本シリーズは、最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で、主人公ジョン・ウィックの物語が大きな区切りを迎えた。米Inverseより、『コンセクエンス』の結末を踏まえた上で、『ジョン・ウィック』シリーズがどう生き続けていくのかを問われたスタエルスキ監督は、なんと「私には『ジョン・ウィック』の5作目、6作目、7作目、8作目、9作目のアイデアを雑に書き溜めたノートがあります」と回答した。
製作の米ライオンズゲートは、5作目の意向を投資家向けに発表するなど、シリーズの継続に前向きな姿勢を見せていた。対するスタエルスキ監督は「どうなるかは様子見です」と過去のインタビューで話し、続編製作に中立的な立場だった。9作目までのアイデアの存在を認めてはいるものの、今回改めて継続のための“条件”を語っている。
「アイデアはあるんです。ただ、物語が固まっていないだけ。でも金儲けのためにジョン・ウィックを戻ってこさせるのには興味がありません。彼が好きなキャラクターかと聞かれたら、それはもちろんです。もし『ジョン・ウィック』の映画をもう何作か撮れたら最高でしょう。もし良いストーリーなのであれば、キアヌもすぐにやると言ってくれますよ。物語は、どの方向にもいけるようにしました。スタジオは我々に“もう一作やる”と言ってほしいでしょうけど。」
現在、『ジョン・ウィック』ユニバースからはスピンオフ作品が進行中。コンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人ウィンストンの若かりし頃を描いた「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」は配信スタートとなり、今後は映画3作目『ジョン・ウィック パラベラム』(2019)に登場したバレリーナを主人公とする映画も控えているところ。スピンオフシリーズが盛り上がっていけばメインシリーズとの接続も期待されるが、果たしてスタエルスキ監督がノートに書いたアイデアが日の目を見ることはあるだろうか。
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Source:Inverse