『ジョン・ウィック5』キアヌ・リーブス続投、正式発表 ─ チャド・スタエルスキ監督も再登板へ

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズ第5作が正式に始動することが、米ラスベガス開催の映画見本市「CinemaCon」にてライオンズゲートより発表されたようだ。ジョン・ウィック役で主演のキアヌ・リーブスも続投するという。The Hollywood Reporterなど米メディアが伝えた。
キアヌ続投は多くのファンが驚くところだろう。あらすじは不明で、ジョン・ウィックがどのようにして物語に再登場するかは明かされていない。

監督はシリーズ前4作のチャド・スタエルスキが続投。プロデューサーのエリカ・リー&バジル・イワニクも引き続き携わる。ライオンズゲートのアダム・フォーゲルソン会長は「キアヌ、チャド、バジルとエリカは、あのキャラクターたちと世界観について本当に驚異的で新鮮なものがあって初めて復帰を果たす」と語り、「次なる冒険をお見せできるのが待ちきれません」と興奮を語った。
再びジョン・ウィックが主人公となると見られる。イワニクが「ジョンの物語を次なる段階へきちんと進められる、正しい物語を描くことが非常に重要です」と語っているからだ。
スタジオ内で『ジョン・ウィック5』企画が存在することはかねてから伝えられていたが、前作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』での出来事を踏まえ、ファンの間で実現に懐疑的な見方もあった。今回は世界的な注目を集める見本市であらためて大々的に告知され、リーブスとスタエルスキの続投も明らかになった形。すでに脚本作業は進行している。撮影や劇場公開のスケジュールはわかっていない。
主演のリーブスは無敵の殺し屋役への再演に意欲を見せていたが、膝を負傷したためアクション撮影が困難になることを語っていた。「絶対にないとは言えないけど、今は僕の膝が“『ジョン・ウィック』をもう一度やるのは無理だ”と言っているんです。自分の心はやりたいと思っているけど、膝が耐えられるかどうか分かりません」。
『ジョン・ウィック』シリーズは2014年に第1弾が公開され好評を博し、新時代ハードアクション映画の礎を築いた。『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)と作品を重ねるごとに興行収入成績を増し、シリーズ累計興収は10億ドルを超えている。2025年には初となるスピンオフ映画『バレリーナ:The World of John Wick』が公開予定で、リーブスはこちらにも登場する。
なおスタエルスキが『ジョン・ウィック5』を手がけるということは、ゲーム『Ghost of Tsushima』実写映画化企画の始動がまた遠のいたとも言える。
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Source:The Hollywood Reporter