『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督「トラウマになったと思われることに苛立つ」「今の方が『スター・ウォーズ』大好き」

ファンの間で問題作とされる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を手掛けたライアン・ジョンソン監督は、以前にも増して『スター・ウォーズ』が大好きになったようだ。公開から5年が経つが、振り返れば楽しい思い出ばかりだという。
『最後のジェダイ』で独自の路線に舵を切ったことで少なからぬ批判に晒されたジョンソン監督だが、米New Yorkerのインタビューで「また『スター・ウォーズ』映画を観に行って、以前のようにワクワクできますか?」と尋ねられると、「もちろんですよ。それはもちろん(Oh, fuck yeah. Yeah, My God.)」とノリノリ回答。「それで言うとね、『スター・ウォーズ』は今の方が好きです」と前向きな言葉を返した。
「僕がイライラするのは、僕がネガティブな経験をしたとか、何かトラウマになったんじゃないかとか、そういう風に思われることです。現実は、舞台裏であっても、ここ数年間は全く楽しい経験ばかりでした。」
ジョンソン監督は現在も『最後のジェダイ』に手応えを感じている。以前のインタビューでは、「5年が経って、より誇らしく思うようになりました」と語り、『スター・ウォーズ』の神話の基礎に真に迫ることを試みたのだと話していた。
また、『スター・ウォーズ』シリーズへの復帰にも前向きな姿勢を示し続けており、ルーカスフィルムよりアプローチされている新映画3部作の企画は「スケジュール次第」で着手したいとされる状況。『最後のジェダイ』から数年を空け、改めて新鮮な気持ちで挑むライアン・ジョンソン流『スター・ウォーズ』は実現なるか。
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Source:New Yorker