【インタビュー】『ジョジョ・ラビット』ユダヤ人少女役トーマシン・マッケンジー、撮影中ジョジョ役ローマン君の「命を救ったんです」


ハローキティやジブリが大好き
──好きな映画監督は誰ですか?
(しばらく考え込んで)…そうですね、良い質問だなぁ。今までにご一緒した監督はみんな尊敬しています。それぞれ視野が広く、ユニークですし、彼らの作品はどれも美しくて。『ピアノ・レッスン』(1993)のジェーン・カンピオン監督(NZ出身)とは是非ご一緒したいですね。ケン・ローチ監督の作品も好きです。ご一緒したい素晴らしい監督がたくさんいるので、絞るのが難しいです…。
──では、好きな俳優は誰でしょう?
ミシェル・ウィリアムズの大ファンなんです。とても素晴らしい女優さんですよね!あとは先日『ずっとあなたを愛してる』(2008)という映画を観たんですけど、主演のクリスティン・スコット・トーマスの演技がとても美しかったですね。それから『メランコリア』(2011)のキルスティン・ダンストも素敵でした。他には、ベン・フォスター、ヴィオラ・デイビス、ウィレム・デフォーかな。
──80〜90年代など、古い映画は何か観ますか?
昨年(2019年)、『Last night in Soho(原題)』(2020年9月米公開予定)という作品の撮影をしたんですけど、この役作りのためにも1950年代以降の映画を観ました。『風と共に去りぬ』(1939)や『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)、『雨に唄えば』(1952)とか、とても古い映画です。それから、宮崎駿監督の作品も全部好きなんです!『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』も大好きですね。
──最後に、日本のファンもトーマシンに会いたがっていて、是非来日してほしいと願っています。来日の予定はありますか(笑)?
実は12歳の時に親友と日本を訪れたことがあるんです!とっても楽しかったです。いままで見たことないテクノロジーが発達しているような印象でしたね。それから私、小さいものに夢中で、ハローキティが好きなんです。トーマシンも近々日本を訪れますよ。

時折、一人称に「トーマシン」と自分の名前を織り交ぜながら、とても気さくに話してくれたトーマシン。インタビュー中に言及された『Last night in Soho(原題)』とは、『ベイビー・ドライバー』(2017)のエドガー・ライト監督による本格スリラー作だ。トーマシンはこの作品で、アニヤ・テイラー=ジョイとダブル主演を務める。『ジョジョ・ラビット』では難しい役どころを魅力たっぷりに演じ上げた彼女の、今後の更なる活躍に期待しよう。
映画『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より公開中。
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