『ジョーカー』国内週末ランキングNo.1を獲得 ─ 『ダークナイト』約2.5倍の初動興収、DC映画の新記録を樹立

狂気の犯罪王子、ジョーカー誕生の物語をかつてない解釈で描いた映画『ジョーカー』が、日本におけるDC映画の興収記録を塗り替えた。米国と同じく2019年10月4日(金)に公開された本作は、週末興行収入ランキングでNo.1を獲得。他を寄せ付けない圧倒的なスタートを切った。
米国では10月4日(金)~6日(日)の3日間で9,350万ドル(99億8,318万円)を稼ぎ出す大ヒットとなった本作は、『ヴェノム』(2018)の8,025万ドルを抜いて10月公開作品のオープニング記録を更新(※1ドル=106.77円換算)。日本をはじめとする73ヶ国で公開後はじめての週末を迎え、日本を含む12ヶ国で、2019年公開のワーナー・ブラザース作品として最高のオープニング記録を達成した。なお、詳細は以下の記事に詳しい。
早くから米国メディアでも「注目すべき市場」と伝えられていた日本において、『ジョーカー』は10月4~6日の3日間で動員数49万8,071 人、興行収入 7億5,566万8,700円を記録。土・日2日間の数字としては、『ダークナイト』(2008)をはじめとするDC映画史上No.1の記録を打ち立てた。なお、他の作品を数字を比較すると、『スーサイド・スクワッド』(2016)対比140%(最終興収17.6億円)、『ダークナイト』(2008)対比251%(同16.3億円)、『アクアマン』(2019)対比 174%(同16.35億円)、『ワンダーウーマン』(2017)対比203%(同13.35億円)、『ジャスティス・リーグ』(2017)対比267%(同10.6億円)となっている。
なお、映画館を訪れた観客は大学生から50代まで幅広く、20代の男性グループや女性同士、カップルでの来場者が目立ったとのこと。著名人から絶賛の声が到着していた本作だが、一般の観客からも「価値観が揺らぐほどの衝撃」「心に残る凄まじい映画」との声や、主演を務めるホアキン・フェニックスへの賛辞がSNS上にあふれている。ジョーカーが世界を席巻し、すでにリピーターも登場する中、果たして日本ではどこまで成績を伸ばせるのか。コミック映画史上最大の問題作が、いよいよ世に解き放たれた。
映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中。
▼『ジョーカー』の記事
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