DC映画『ジョーカー』日本版本予告編&ポスターが到着 ─ 早くもアカデミー賞有力との声、「本当の悪は笑顔の中にある」

DCコミックスの人気ヴィラン・ジョーカーの新たな物語を描く、“心優しい孤独な男が、悪のカリスマに変貌していく”サスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が、2019年10月4日(金)に日米同日公開となる。このたび、ホアキン・フェニックス演じる主人公の変化をとらえた本予告編と、その“笑顔”がデザインされたポスタービジュアルが到着した。
実力確かなキャスト&スタッフが手がけた本作は、 第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門への正式出品、第44回トロント国際映画祭ガラ・プレミア部門への選出が決定しており、早くもアカデミー賞有力候補との呼び声が高まっている。
孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうとしていた。
今回の本予告編は、バスの車内にて、アーサーが子供をあやして笑わせている微笑ましい場面からスタートする。しかしその善意も周囲には受け入れられず、大道芸人としての生活も上手くいかず、やりきれない日々を送っていた彼は、大好きなトーク番組の司会者マーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が「誰もがコメディアンになれる日が来た」という言葉とともに、クラブのステージでジョークを披露しているアーサーの姿を紹介する。満面の笑みでテレビを見つめるアーサーだったが、マーレイの揶揄にその笑顔は曇るのだった。好意を抱く女性ソフィーとアーサーの幸せな場面も描かれるが、自らに施すピエロメイクとともに、彼はジョーカーへと変貌を遂げていく。なぜアーサーは、世界のすべてを狂わせようとする唯一無二の悪になってしまうのか。
出演者のひとり、ブライアン・タイリー・ヘンリーは「今回はまさしくオリジン・ストーリー」「いかに彼が幸せな人間だったか、というところから物語が始まります」と述べ、従来のジョーカー像を覆すストーリーを示唆。監督・脚本のトッド・フィリップスは「ロバート(・デ・ニーロ)が脚本をものすごく気に入ってくださいました」と語り、映画界きっての名優が本作独自の脚本を絶賛したことを明かしている。
ヴェネツィア国際映画祭にて、2019年8月31日(土・現地時間)に世界初上映される本作は、すでに「今年もっとも驚くべき映画。アカデミー賞は確実だ」「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」と各国の映画祭ディレクターをはじめとする業界関係者が賛辞を送るほど。コミック映画史上に残るであろう問題作が、少しずつ私たちのそばまで近づいてきている。

映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)日米同日、全国ロードショー。
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