DC映画『ジャスティス・リーグ』出演者、マーベルとのクロスオーバーに前向き ― ジェイソン・モモア「クリス・ヘムズワース大好き」

ワーナー・ブラザース/DCコミックス作品『ジャスティス・リーグ』(2017年11月23日公開)の出演者が、マーベル・シネマティック・ユニバースとのクロスオーバーについて相次いでコメントしている。
ベン・アフレック、ガル・ガドット、ヘンリー・カヴィル、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャーという5人の俳優が思い描く、「DCとマーベルのクロスオーバーの可能性」について本記事ではご紹介していきたい。
“I think there is room for all of us”: Gal Gadot, Ben Affleck and the rest of the #JusticeLeague are game for a DC-Marvel crossover movie pic.twitter.com/nPK6TvNrc5
— Channel NewsAsia (@ChannelNewsAsia) 2017年11月5日
ある者はノリノリ、ある者は慎重
シンガポールのテレビ局「Channel NewsAsia」のインタビューに登場した5人の出演者たちは、マーベルとDCの関係やクロスオーバーの可能性について熱心にコメントを寄せている。興味深いのは、それぞれの姿勢が少しずつ異なることだ。
たとえばバットマン役のベン・アフレックは、「僕はマーベル側でもDC側でもないですけど」と前置きしながら、クロスオーバーについては「素晴らしいと思いますよ。もし全員にとって成功する作品になるんなら、みんなやりたがるでしょうね」と大人のコメント。
またワンダーウーマン役のガル・ガドットは、「実現の余地はあると思います。(マーベルとDCを)くっつけてみたいですね。彼らにもすごくいいキャラクターがいるし、最高の映画にできるんじゃないかな」と前向きに応じている。
そんな中、クロスオーバーに唯一複雑そうな表情を見せているのがサイボーグ役のレイ・フィッシャーだ。なにしろ彼は小さい頃からDCコミックスの大ファンだったのだという……。
「赤色と青色のようなものだと思うんですよ。何が好きなのか、何に興味があるのかという問題で。(ヒーローを)みんな集めるとしたら、どちらかに作風を揃えるようなことはしたくないですよね。キャラクター同士が戦うところは観てみたいし、マジで最高だと思いますけど、スタイルや性質はそのままにしておきたいんです。」
その一方で、「(マーベルとDCの)ライバル関係は僕たちよりもファンの方にあると思う」と話すのはスーパーマン役のヘンリー・カヴィルだ。
「映画を作っているみんなや、もちろんコミックのアーティストやライターの間には、以前はライバル関係があったけれども、今ではそれぞれのキャラクターを称賛していますよ。
まあ、お金の話になるとマーベルとDCは常に競争関係ですけど、生き残るためにはお互いのことが必要になりますよね。どちらかがダメになったら、それはスーパーヒーローの人気がなくなったってことだし、誰もそんなことにはしたくないですよ。片方がダメになるってことは、もう片方もダメになるってことなんですから。」
そんなカヴィルのコメントを横で聞いていたアクアマン役のジェイソン・モモアは、クロスオーバーについて「もちろんやりたい」とノリノリの一言。
「(クリス・)ヘムズワースのことが大好きなんですよ。ソーやハルクのところに行って、“おい、海に連れてくぞ、溺れさせてやるぞ”ってやりたいよね。」
ちなみに業界の状況を冷静に分析したカヴィルは、ソーとアクアマンの共演が当面ないであろうことを示唆している。クロスオーバーの可能性について肯定的な彼は、その条件をシビアに考えているようだ。
「コミックで(クロスオーバーは)あったわけですし、ストーリーのネタが尽きたり、みなさんがすべてに既視感を覚えはじめたら…そうですね、将来的にあると思いますよ。」
Source: http://comicbook.com/dc/2017/11/05/justice-league-marvel-dc-movie-crossover/
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