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『ジョン・ウィック4』スタントマン、劇中でジョン・ウィックに殺された回数が印刷されたTシャツをキアヌから直々にプレゼントされていた

ジョン・ウィック:コンセクエンス
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キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック:コンセクエンス』はレベルの高いアクションシーンによりシリーズ最高傑作だと高い評価を受けている。アクションシーンに欠かせないスタントマンたちは、何でも劇中でジョン・ウィックに殺された回数が印刷されたTシャツをキアヌからプレゼントされたらしい。うち数名はその数が20以上にも上ることを、The New York Timesが伝えている。

シリーズ第1作『ジョン・ウィック』(2014)から作品を追うごとにパワーアップしてきた『ジョン・ウィック』シリーズ。アクションシーンも更にレベルアップしたと目下評判の最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』では、同じスタントマンが複数のシーンに登場しているそうだ。たとえばジョン・ウィックがフランス・パリのサクレ・クール寺院で222段の階段を駆け上がり、敵と闘うシーンには35名のスタントマンが起用されているが、その多くが複数回の死を遂げている。階段を上っては押し返され、下まで転がり落ち、再度上ってを繰り返していたらしい。

格闘アクションや殺陣のスタイルを考案するファイト・コーディネーターを務めたジェレミー・マリナスは当該シーンについて、監督のチャド・スタエルスキから「100人が階段から落ちてきて、全員同じリアクションで違う落ち方をするようにしてほしいんです。もちろんあなたならできますよね。この仕事では日常茶飯事みたいなものですものね」と激励を受けたと語る。

「階段を歩いて上ることだって、嫌だなと思っているときは、それがどれほど大変か、誰でも分かると思うんです。ジョン・ウィックではなく、キアヌが階段を上りながらどれだけうまく撃っているかに注目してほしいです。平地の上でも射手になるのは十分大変なのに。」

階段のシーンは撮影に7日間要し、スタントマンはそれぞれ4~5回殺されている計算になるのだとか。キアヌはスタントマン一人ひとりに対し、劇中で殺された回数を冠したTシャツを作り、撮影終了に際してプレゼントしたそうだ。謙虚なキアヌらしい心温まる(?)気遣いに、スタントマンも死んだ回数を名誉に思っているかもしれない。

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』では、ジョン・ウィックが自らの懸賞金の額がますます高くなる中、ニューヨークやパリ、日本、ベルリンなどを股にかけて主席連合への戦いに挑む。出演者にはキアヌ・リーブスのほか、バワリー・キング役のローレンス・フィッシュバーン、シャロン役のランス・レディック、ウィンストン役のイアン・マクシェーンが続投。新キャストとして清水役で真田広之、ケイン役でドニー・イェン、グラモン侯爵役でビル・スカルスガルドが参戦。『密航者』(2021)のシャミア・アンダーソン、日本出身で歌手のリナ・サワヤマ、『ドクター・ストレンジ』(2016)のスコット・アドキンス、『ハイランダー 悪魔の戦士』(1986)のクランシー・ブラウンも加わる。

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は2023年9月、日本公開。

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Source:The New York Times

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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