キャスリーン・ケネディ、『ハン・ソロ』に後悔 ─ 「ハン・ソロの代わりは務まらないと気付いた」「主演俳優に無理強いしてしまった」

『スター・ウォーズ』ルーカスフィルムの社長からの退任を発表したキャスリーン・ケネディは米Deadlineのインタビューに応じ、胸中を様々に語った。ファンからの厳しい視線が注がれる『スター・ウォーズ』などについて、「もっと時間があれば、より良い作品に仕上げられたと思う作品や、諦めざるを得なかった作品はありますか」との質問には、2018年公開の映画『ハン・ソロ /スター・ウォーズ・ストーリー』を挙げた。
『ハン・ソロ』は、ハリソン・フォードが演じたシリーズ屈指の人気キャラクターの若き日を描くスピンオフ映画。オールデン・エアエンライクをタイトルロールに起用した野心的な企画だった。監督にはフィル・ロード&クリス・ミラーを迎えて撮影を開始するも、創作ビジョンの違いを理由に異例の解雇。後任にはベテランのロン・ハワードが就任したが、完成した映画は批評・興収面で苦戦。シリーズ史上初めての赤字作品となった。
ケネディは「後悔していることは特にありません」と振り返りつつも、「まぁ、もしかしたら、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』については、少し後悔しているかもしれませんね」と、退任に伴う本音を吐露。次のように語った。
「ラリー・カスダン(『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』を執筆した脚本家)を起用した時、私たちはそのアイデアにとても興奮していました。そこから企画に入っていくと、根本的に、コンセプト的に、少なくとも今はハン・ソロの代わりは務まらないと気づいたのです。」
ファンの間では、同役といえばハリソン・フォードの演技の印象が深く根付いている。公開当時、エアエンライクはフォードの姿と比較されることとなり、ある意味で難しい状況を強いられた。
「ハリソン・フォードの代わりは難しい」、そう確認されたケネディはエアエンライクについて「素晴らしい俳優で、彼はとても良かったんです」と擁護。「私たちが彼に無理強いしてしまった」と製作側の責任を認めた。
「一度始めてしまい、コミットしてしまったら、続けるしかない。そこに後悔は少しあります。ただ、映画制作そのものに後悔はありません。もっとも、コンセプト的に急ぎすぎたとは思います。」
米ディズニーCEOのボブ・アイガーは2023年、『ハン・ソロ』について「少しガッカリでした。作品の頻度が少しアグレッシブすぎたかなと、一時停止して考えさせられるきっかけになりました」と落胆を語っている。以来ディズニーとルーカスフィルムは『スター・ウォーズ』作品の製作に、より慎重な姿勢を取るようになっている。
このたびケネディは14年間の任期を終え、ルーカスフィルム社長を退任。後継者にはデイヴ・フィローニとリンウェン・ブレナンの2名を選んだ。今後はプロデューサーとして『スター・ウォーズ』作品の製作に関与する。
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Source:Deadline
























