Menu
(0)

Search

『キングスマン3』はどう始まるか、前作『ゴールデン・サークル』との繋がりは ─ タロン・エジャトンも「気になる」

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

いよいよ2024年に製作開始が見込まれている『キングスマン』シリーズの第3作『Kingsman: The Blue Blood(仮題)』。前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)はあったものの、メインシリーズとしては『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)からすでに7年が経過している。

前作『キングスマン:ゴールデン・サークル』から、来たる『キングスマン』第3作の物語はどのようにつながるのか? 謎に包まれた空白について、主演のタロン・エジャトンが、2017年当時に語っていた言葉を紹介しよう。

以下の内容には、映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』のネタバレが含まれています。

 キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

『キングスマン:ゴールデン・サークル』はハッピーエンドで幕を閉じた。エグジーは恋人のティルデ王女と結婚し、ハリーはふたりを祝福したのである。「キングスマンの創立メンバーが言った。“これは終わりではない。終わりの始まりでもない。しかし、始まりの終わりかもしれない”」──その語りの意味はまだわからないが、来たる第3作で、エグジーはどのようにキングスマンと関わっていくことになるのか?

2017年9月、米The Hollywood Reporterにて、エジャトンはこの結末について「興味深い方向性ですよね。いかにも、“いつまでも幸せに暮らしましたとさ”という感じになったのは、僕も気になっています」と話した。「不満に思われるかもしれませんが、マシューは皆さんをある方向に導いたあと、また別の方向に導きたがる人です。彼が先のことを考えていないとは思えないですね」

この時から、エジャトンは「(3作目の)ストーリーラインは知っています。皆さんが理解していると思っていたことをすべて吹き飛ばす、驚くべきアイデアですよ」と語っていた。もっとも、それから7年が経ち、現在の脚本と当時のアイデアが同じものかどうかはわからない。なにしろ、エジャトン自身が当時「発言には気をつけないと。何が起こるのかは誰にもわからないから」と述べていたのである。

もっとも、エジャトンも「これは橋渡しなんです。僕たちは(シリーズを)3部作にしたいと思っているから」と口にしたように、これは次なる物語の布石なのだ。監督・脚本のマシュー・ヴォーンによれば、第3作はエグジー(タロン・エジャトン)とハリー(コリン・ファース)の関係性を掘り下げ、決着をつける物語になるという。2024年1月の時点で脚本作業が進行中で、すでに「始まりと終わりは決まっている」そうだ。

ちなみに、エジャトン自身は『キングスマン』を離れていた7年間で『ロケットマン』(2019)や『テトリス』(2023)、ドラマ「ブラックバード」(2022)などに出演し、エグジー役とは異なる魅力を開花させてきた。もはや年齢的にも新人スパイとは言いがたいであろう3作目のエグジーは、いったいどんな活躍を見せてくれるのか。

あわせて読みたい

Source: The Hollywood Reporter

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly