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『キングスマン』今後の新作情報まとめ ─ ハリー&エグジーの第3作、『ファースト・エージェント』続編、ステイツマンのスピンオフ企画

©2015 Twentieth Century Fox Film Corporation

大人気スパイアクション『キングスマン』シリーズは、凄まじい勢いで今後もユニバースを拡大予定。目下、エグジーとハリーによる『キングスマン』シリーズ第3作の製作が進んでいるが、未発表のドラマ版企画なども控えている。

本記事では、『キングスマン』シリーズの製作を巡るここ数年の動きを総ざらい。今わかっていることを一挙に紹介する。大人気スパイシリーズのカムバックに備えてほしい。

『キングスマン』新作映画、「7本」ほど製作?

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

『キングスマン』といえば、メインシリーズのほかに前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)が製作されるなど、物語は縦にも横にも広がっている。なんと2020年12月には、新作映画が「7本」企画されているというビッグニュースが製作会社Marvのジジ・カマサCEOによって伝えられた

7本の中に『ファースト・エージェント』と『キングスマン3』が含まれていると仮定しても、5本の新作が水面下で構想されているということだ。さらにこの時、映画だけではなくドラマシリーズもあわせて進行中であるとも伝えられていた。これだけの同時並行、マーベル・シネマティック・ユニバースを思わせるが、当時から約3年でどれだけの企画が実現段階にあるのかは定かでない。

次回作は『キングスマン3』

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

そんな『キングスマン』シリーズから次に公開されると見られるのが、メインシリーズ第3作。一時は2022年9月より撮影開始との情報もあったが、スケジュールがずれ込み、現在は脚本執筆段階にある。

マシュー・ヴォーン監督によれば、第3作はハリーとエグジーの関係性にしっかりスポットライトを当てる内容になるという。2021年12月には、「脚本を書いているとき、どれだけエグジーとハリーの関係が愛されているのかがよくわかったんです」と語った上で、「ふたりが互いを思い合ったり、永遠に憎み合ったりする究極の理由は何だろうと考えるようになりました。それがこの映画の全てです」と意味深に予告していた

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

さらに2024年1月下旬、ヴォーン監督は再び物語について言及すると、「2人の関係性を完結させる作品に間違いなくなります」と改めて強調。「終わりと始まりはもう知っています」とエンディングが定まっていることを明かした。

監督によれば、脚本作業は「第1幕と第3幕は書かれていて、第2幕はもう少し作業が必要」な段階とのこと。撮影開始はまだ先となりそうだが、着々と企画は前進しているようだ。なお、第3作には『Kingsman: The Blue Blood』との仮題が与えられている。

『キングスマン:ファースト・エージェント』続編

キングスマン:ファースト・エージェント
© 2021 20th Century Studios.

『キングスマン3』の次に実現可能性の高い企画が、『キングスマン:ファースト・エージェント』の続編。『ファースト・エージェント』はスパイ組織「キングスマン」の成り立ちに迫った1作で、創設者のオックスフォード公爵(レイフ・ファインズ)の視点から描かれた。公開後すぐ、同作の続編企画が存在していることが判明していた。

これを伝えたのもやはりヴォーン監督。『キングスマン3』を終えた後に同企画へ着手する意向を明かしながら、「キングスマン・エージェンシー最初の10年間」を描く構想であると語っていた。さらに監督は「本作の最後に登場したキャラクターたちで描くものになります」とも予告しており、キングスマン黎明期の物語になることが示唆された。

キングスマン:ファースト・エージェント
© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

その後、ヴォーン監督は同企画のさらなる詳細を共有。仮題を『キングスマン:ザ・トレイター・キング』と名付け、「ヒトラーの台頭についての物語」になることを明かしたのだ。「(ヒトラーが)権力を手にするまでをイギリスの貴族階級がいかにして手助けするのかを描きます。しっかりと語られるべき歴史の一端だと思っています」。

ヒトラーといえば、『ファースト・エージェント』のラストで若かりし姿で登場。前作同様、史実にオリジナルの物語を織り込む形で進めていくようだ。

ステイツマンのスピンオフも企画中?

 キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

『キングスマン』シリーズからは、『キングスマン:ゴールデン・サークル』で登場したアメリカのスパイ組織「ステイツマン」のスピンオフ企画も進んでいる模様。以前、ヴォーン監督はチャニング・テイタムが演じたテキーラを主役とする作品を計画していることを明かしており、後にも実現への意欲を語っていた

テキーラといえば、ステイツマン本部に入り込んだマーリンとエグジーを敵と勘違いし、圧倒的な戦闘スキルで確保したツワモノ。テキーラを演じたチャニング・テイタム、実はスケジュールの都合で当初予定されていた登場量が減らされたとの話もある。氷漬けにされあっけない幕引きとなっていたテキーラ、悲願の再登場なるか……?

Source:THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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