『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』（2017）へのカメオ出演、さらにはミュージックビデオへの登場であらゆる層の映画ファンから熱い眼差しを受けているデヴィッド・ハッセルホフ（65歳※2017年8月現在）が、自身の代表作であるドラマ『ナイトライダー』のリブートに本気の様子だ。

CinemaBlendのインタビューに応じたハッセルホフは、『ナイトライダー』のリブート企画を、『シン・シティ』『スパイ・キッズ』シリーズなど数々の映画で知られるロバート・ロドリゲス監督に提案したことを明らかにしている。

「『LOGAN／ローガン』みたいにしたい」

『ナイトライダー』のリブート企画について、ハッセルホフは現在の状況と自らの希望をこう話している。

「ロバート・ロドリゲスと会った。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』（1996）や『マチェーテ』（2010）を作ってるから、“『ナイトライダー』をやるべきだ”って言ったよ。だって彼は『ナイトライダー』を一気に観ていて、“一緒に自撮りしませんか？”なんて言うからさ。だから“いや、自撮りはいい！ 映画をやりたい、テレビシリーズをやりたいんだ！ （『ナイトライダー』を）もう一度、ダークにやりたいんだよ！ マイケル・ナイトが戻ってきて、彼は怒ってるんだ”って言った。
もしもやれるなら、『LOGAN／ローガン』（2017）みたいにしたい。2017年のマイケル・ナイトをハッセルホフが演じる。『ナイトライダー』の伝説は続くんだよ。」

2017年8月上旬、ハッセルホフは『ナイトライダー』のリブート企画を『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督と検討していると語っていた。その進捗状況は不明だが、もしロドリゲス監督との話し合いがごく最近行われたものなら、ガン監督との企画は実現する見込みが薄いということだろう。
一方でロドリゲス監督のTwitterには、ハッセルホフとのツーショット写真が2016年6月に投稿されている。今回のインタビューで語られたのが、1年以上前に行われたこの会合を指している可能性もありそうだ……。

Hanging with the Knight Rider himself @DavidHasselhoff! pic.twitter.com/g6TZw31E0W

? Robert Rodriguez (@Rodriguez) 2016年6月8日

ところで『LOGAN／ローガン』といえば、近未来を舞台にヒュー・ジャックマンが年老いたウルヴァリンを演じ、暴力描写を盛り込み西部劇を思わせる質感を貫いた、映画版『X-MEN』としては極めて異色の一本である。そんな映画を引き合いに出しつつ、かつての当たり役を「ダークに」再び演じたいと強調するハッセルホフのバイタリティには驚かされるばかりだ。

なおガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作で忙しいのと同じく、ロドリゲス監督も待機作品が続いており、そのスケジュールの確保は困難を極めるとみられる。次回作は漫画『銃夢』を原作とした『アリータ/バトル・エンジェル（原題：Alita: Battle Angel）』で、その後にはアメリカのトイを映画化する『アグリードール（原題：Uglydoll）』が控えているのだ。

Source:?http://www.cinemablend.com/news/1694229/david-hasselhoff-wants-to-make-his-knight-rider-movie-just-like-logan
Eyecatch Image: David Hasselhoff spricht als Botschafter fuer die Firma F-Secure auf der re:publica 2014 in der Station-Berlin. / Copyright: DAVIDS/Gregor Fischer, 06.05.2014 ( https://www.flickr.com/photos/re-publica/14121627972 )