『ナイブズ・アウト』続編が始動準備、ダニエル・クレイグ新たな事件へ

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督が放つ本格ミステリ作品『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』が、早くも続編準備に取りかかっていることが明らかになった。米The Hollywood Reporterが報じた。
日本では2020年1月31日公開予定の作品で、米国では2019年11月27日より公開。『007』シリーズのダニエル・クレイグ、『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスを筆頭に、オスカー俳優クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノンら豪華キャストが結集。2019年のトロント国際映画祭で初披露されるや会場を熱狂で包み、満を持して全米3,461館で封切られると、実写第1位の大ヒットスタートを飾った。
ゴールデングローブ賞の前夜祭パーテイに出席したライアン・ジョンソンがThe Hollywood Reporterに明かしたところによると、既に『ナイブズ・アウト』続編準備が進行中で、ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブランが新たな事件に挑む内容になるという。「ダニエルは本作をとても楽しんでくれて、もっとやりたがっています」と語る。
また、米Deadlineに対しても「『LOOPER/ルーパー』(2012)の続編は分からないですけど、『ナイブズ・アウト』なら」と認めている。「ダニエルともう一度ご一緒できれば嬉しいです。ブノワ・ブランのミステリを、新たなキャストと新たなロケーションでもう一度。アガサ・クリスティの名探偵ポワロみたいに。」
ライアンはこの続編に熱心で、できるだけ早い製作開始を望んでおり、理想的には2021年中にでもスタートしたいのだとか。なお、『ナイブズ・アウト』1作目の撮影はおよそ1ヶ月でスピーディーに済まされている。
2020年のゴールデングローブ賞では、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞、主演女優賞の3部門にノミネート。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンド役を卒業するダニエルにとっては新たなハマり役か。一方ライアン・ジョンソンは、『スター・ウォーズ』の新たな3部作を手掛けるともされている。仮に2021年より『ナイブズ・アウト』続編を手掛け始めるとするなら、ライアンの『スター・ウォーズ』復帰作がやってくるのはまだ少し先になりそうだ。
米配給のライオンズゲートは現時点で『ナイブズ・アウト』続編のゴーサインを正式に出していない。
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は、 2020年1月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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