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スピルバーグが『トップガン マーヴェリック』トム・クルーズを抱きしめる動画、ジョセフ・コシンスキー監督も大感激

(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

巨匠スティーブン・スピルバーグがトム・クルーズに、“コロナ禍で危機に面していた劇場体験と映画業界を救った”と言葉をかけて抱きしめる胸アツ動画について、『トップガン マーヴェリック』(2022)のジョセフ・コシンスキー監督も大感激したようだ。

Deadlineのインタビューで、この動画の話題ついて訊かれたコシンスキーは、「間違いなく、あれは多くの理由でかなり非現実的でした」と反応。「僕はスティーブンの映画を観て育ちましたし、僕にとって大きなインスピレーションですからね。この映画について彼とトムが会話をするのを見るなんて、かなり感動的です」とアツいコメントを放っている。

また監督は、『マーヴェリック』を配信サービスでデビューさせるのではなく、2年間も待って劇場公開できたことが本当に嬉しいとも語った。「この映画はビッグスクリーンで観てもらうために作りましたから。それ以外の方法で公開したら、正当に評価されないだろうと分かっていました。だから待ち続けて、公開できたことに感謝しています。その日は完璧で、結果も素晴らしいものになりましたからね」。

『マーヴェリック』は、キャストが乗った戦闘機F-18を実際に飛ばして撮影された。その臨場感あふれる映像、スピード感とリアリズムに圧倒される戦闘シーンは、劇場のビックスクリーンだからこそ体験できるものだ。2022年で最大のヒット作となった本作が、コロナ禍で映画館から足が遠のいていた観客を呼び戻す、ブースター的な作品として大きな役割を果たしたことは言うまでもない。

キャストとスタッフが情熱を捧げた撮影についてコシンスキーは、「数多くの素晴らしい思い出があります」とも振り返っている。「太平洋上の空母で、トムが甲板からF/A-18でカタパルト発艦するのを見ましたしね。最高のスタッフ、そしキャストたちとの素晴らしい思い出もです。俳優を選ぶ時は、共演したらどうなるかなんてわかりませんから、彼らの団結力が嬉しかったし、彼らの間に今も続く絆を見れました」。

なお、劇場体験復活の立役者となった『トップガン マーヴェリック』は、2023年・第95回アカデミー賞にて作品賞をはじめとする6部門にノミネートされている。これを記念して国内では、再び全国規模での上映が決定。“追いトップガン”で、あの感動が再び堪能できることとなっている。

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Source:Deadline

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。