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『スパイダーマン』新スピンオフ『クレイヴン・ザ・ハンター』主人公は「いま僕たちが観たいハンター像」 ─ 新ダークヒーローの魅力、主演俳優が語る

アーロン・テイラー=ジョンソン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9357007402/ Remixed by THE RIVER

ソニー・ピクチャーズ製作『スパイダーマン』シリーズの新作スピンオフ映画、『クレイヴン・ザ・ハンター(原題:Kraven the Hunter)』の公開が少しずつ近づいている。本作は2023年1月に米国公開予定、つまり全貌が明らかになるまで半年を切っているのだ。

主人公のクレイヴン・ザ・ハンター/セルゲイ・グラヴィノフは、コミックではスパイダーマンの宿敵として知られる人気ヴィラン。秘薬の力で驚異的な身体能力と五感を持ち、“スパイダーマン狩り”に執念を燃やすキャラクターだ。単独映画化はヴェノムやモービウスに続いて3人目で、『TENET テネット』(2020)や『ブレット・トレイン』(2022)のアーロン・テイラー=ジョンソンが演じる。

Comicbook.comにて、アーロンは「具体的なことは何ひとつ言えないんですが」と前置きしてから、クレイヴンの魅力を予告した。

「(クレイヴンは)ハンターであり、狩猟の世界から現れた男。本当にいろんな側面がありますが、僕が惹かれるのは、彼に欠陥があり、それが人間らしさを引き出しているところ。クレイヴンもセルゲイも素晴らしいキャラクターで、どちらも自分自身を理解しているし、どちらにも欠陥がある。ずいぶん昔に生まれたキャラクターですが、この新しい時代においても、僕たち全員が観たいハンター像になっています。」

2022年6月、アーロンは映画版のクレイヴンを「エイリアンでも魔法使いでもなく、ひとりのハンターであり、信念を持つ人物」だと形容。その一方、「動物を愛する自然の守護者」と説明したことには、映画化にあたり大きな脚色が加わっているのではないかと物議を醸していた。ただし今回、アーロンは発言の真意を説明。「文脈を外れて伝わってしまったように思います」と述べ、「“自然の守護者”と言いましたが、“自然保護論者”と言った方が正確だった」と訂正した。

『クレイヴン・ザ・ハンター』の撮影は2022年3月に開始され、アーロンは6月に自身の撮影をすべて終了している。スーパーヒーロー映画はグリーンバックでの撮影がどうしても多くなりがちだが、アーロンいわく「この映画は全編ロケ撮影」とのこと。クレイヴンの“自然”というキーワードに重なるであろうルックにも注目したい。

出演者はアーロン・テイラー=ジョンソンや名優ラッセル・クロウをはじめ、ザ・フォーリーナー役で『ポゼッサー』(2020)のクリストファー・アボット、カメレオン/ドミトリ・スメルダコフ役で「パム&トミー」(2022)のフレッド・ヘッキンジャー、カリプソ役で『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のアリアナ・デボーズ。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)のアレッサンドロ・ニヴォラ、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)のリーヴァイ・ミラーも登場する。

監督は『トリプル・フロンティア』(2019)のJ・C・チャンダー。脚本は『イコライザー』シリーズのリチャード・ウェンク、『アンチャーテッド』(2022)のアート・マーカム&マット・ハロウェイが執筆した。

映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題: Kraven the Hunter)』は2023年1月13日に米国公開予定

Sources: Comicbook.com, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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