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マーベル『クレイヴン・ザ・ハンター』は「心から驚かせる映画」と監督が自信 ─ 公開延期を利用して完成度アップ

クレイヴン・ザ・ハンター
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ソニー・ピクチャーズ製作のマーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』が、度重なる公開延期を経て、いよいよ観客の前に姿を現す。本来は2023年1月13日に米国公開予定だったが、10月6日、2024年8月30日、最終的には12月13日に再延期されて日米同時公開が決定したのだ。

もっとも、約2年におよぶ公開延期は作品に大きなメリットをもたらしたようだ。米Deadlineによると、公開延期で作業時間が増えたことにより、監督のJ・C・チャンダーはキャラクターやプロットを練り上げ、再撮影にも戦略をもって取り組むことができたという。今、チャンダーは作品に対する大きな自信を明かしている。

「私たちが『クレイヴン・ザ・ハンター』で協力して取り組んだ仕事をとても誇りに思います。ようやく映画が公開されたら、大勢の人々を心から驚かせることでしょう。」

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本作は、素手で猛獣を倒せるほどの身体能力と五感を持つクレイヴンがいかにしてその力を得たのか、そして悪名高き最強のハンターとなったのかを描く“クレイヴン・ザ・ハンター”誕生の物語。公開されたレッドバンド版予告編は過激なバイオレンスが盛り込まれ、マーベル映画の新たな可能性を期待させる仕上がりとなっている。

製作・配給のソニー・ピクチャーズも、『クレイヴン・ザ・ハンター』におけるチャンダーの仕事ぶりを高く評価しており、すでにチャンダーの新作映画(タイトル未定)について契約を結んだとのこと。とある裕福な一族の死にまつわる事件を描いたスリラーで、『マージン・コール』(2011)や『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2013)『トリプル・フロンティア』(2019)といった過去作に通じる“資本主義”がテーマの作品になるという。チャンダーはすでに脚本の初稿を完成させ、キャスティング作業に入っているようだ。

スタジオと監督が自信をもって送り出す『クレイヴン・ザ・ハンター』は、果たしてどんな仕上がりになっているのか。同じく報道によると、ソニーは『マダム・ウェブ』(2024)の失敗を払拭し、『ヴェノム』シリーズに並ぶ成功を期待しているという。

映画『クレイヴン・ザ・ハンター』は、2024年12月13日(金)日米同時公開

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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