ランス・レディックが死去、『ジョン・ウィック』シャロン役など

『ジョン・ウィック』シリーズなどで知られる俳優のランス・レディックが亡くなったことがわかった。60歳だった。米TMZが報じたのち、VarietyやDeadlineなども続けて伝えた。
現地時間2023年3月17日朝9時30分頃、米ロサンゼルスの自宅で亡くなっているのが発見された。詳しい死因は今のところ不明だが、自然死だと伝えられている。
レディックは1996年の俳優デビュー以来、数多くの映画やドラマに出演した。最も知られるのはキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』シリーズで、物語の舞台となるコンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ、シャロン役を演じた。
シリーズは2023年3月24日に最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス(原題:John Wick: Chapter 4)』が米公開(日本公開は同年9月)となり、レディックも出演していた。米TMZは、15日に同作プレミアイベントが米ニューヨークで開催されていたものの、レディックが参加していなかったことを伝えている。その日レディックは、自宅で愛犬と過ごす様子を投稿していた。亡くなる前日には、3月23日の「子犬の日(National Puppy Day)」に開催される犬のイベントの告知を行なっていたばかりだった。
『ジョン・ウィック』シリーズはアナ・デ・アルマス主演のスピンオフ映画『バレリーナ(原題)』が制作中で、レディックも出演することとなっていた。ほか、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の実写ドラマ「Percy Jackson and the Olympians(原題)」に主要キャラクターのゼウス役で出演することも決まっていた。
ドラマ作品でも数多くの功績を残した。「OZ/オズ」(2000-2001)や「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」(2000-2001)、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(2002-2008)、「LOST」(2008-2013)、「BOSCH/ボッシュ」(2014-2021)、「バイオハザード」(2022)などで活躍。映画では『エンド・オブ・ステイツ』(2019)『あの夜、マイアミで』(2020)『ゴジラvsコング』(2021)などでも注目を集めた。
心よりご冥福をお祈りいたします。