「スター・ウォーズ」ランド・カルリジアンのスピンオフ映画は「いつか」 ― ルーカスフィルム社長、「次はランド」発言報道で一時騒然

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)と、「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品を精力的に製作しているルーカスフィルムが、ランド・カルリジアンを主人公とする新作スピンオフ映画に意欲を示しているようだ。
『ハン・ソロ』の劇場公開を控えて、フランスの映画雑誌PREMIEREの取材にルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が応じた。そこでキャスリーン社長は、今後のスピンオフ映画についてこう述べている。
「いつかランド・カルリジアンの物語も描きたいんです。でもそれとは関係なく、ハン・ソロとチューバッカについて(さらに)描くのも楽しいでしょうね。」
ランド・カルリジアンといえば、『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)や『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)に登場した密輸業者でありギャンブラー。ハン・ソロの手に渡る以前、ミレニアム・ファルコンを所有していた人物だ。過去2作品ではビリー・ディー・ウィリアムズが演じ、『ハン・ソロ』では『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)やドラマ『アトランタ』(2016-)のドナルド・グローバーが演じている。
ところで、実はこの「いつかランドの物語も描きたい」発言にはちょっとした経緯がある。仏PREMIERE誌は当初、キャスリーン社長が「次のスピンオフ映画はランド・カルリジアン」と述べたと報じたのだ。またたく間にこの発言はオンラインを駆け巡り、「次は『オビ=ワン』じゃないの…?」「ボバ・フェットは?」などとファンが一時騒然とする事態になった。
しかしルーカスフィルムは、この報道が出た直後に発言内容が誤っていると指摘したようだ。PREMIERE誌は「翻訳に誤りがありました」として、正しい発言にすぐさま訂正している。
スピンオフ映画『ランド・カルリジアン』が今後すぐに製作されることはなさそうだが、『ハン・ソロ』のワールドプレミアが開催された現在、ドナルド・グローバー演じるランド・カルリジアンには絶賛の声が集まっている。「年末までに『ランド/スター・ウォーズ・ストーリー』の製作が決まることを楽しみにしよう」など、早くもスピンオフを求める声もあるのだ。
ちなみにハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクは、ルーカスフィルムと3作品の出演契約を結んだという。ドナルドも複数作品の出演契約を結んでいそうだが……?
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日より全国ロードショー。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/movie/hansolo.html
Sources: PREMIERE, ScreenRant