『スター・ウォーズ』リーアム・ニーソンがジャー・ジャー・ビンクスを支持「新たなエディ・マーフィ」

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)でコメディリリーフとなった結果、ファンから大ひんしゅくを買ってしまった不遇のキャラクター、ジャー・ジャー・ビンクス。劇中でもジャー・ジャーのおマヌケっぷりやお行儀の悪さに手を焼いていたジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンだが、演じたリーアム・ニーソンはジャー・ジャー役アーメド・ベストについて、「新たなエディ・マーフィ」であると感じていたそうだ。そして「今もそう信じている」と、Radio Andyに話している。
番組でホストから「『エピソード1』を擁護するなら、何を言いますか?」と尋ねられたリーアムは「ファンや批評家から好かれていないのは知っています」と答え、「アーメド・ベスト、ジャー・ジャー・ビンクス役の方なのですが……」と持ち出した。映画出演後、「こてんぱんに叩かれた。彼のキャリアは傷つけられてしまった」と同情し、アーメドについて「今まで出会った中で最も面白くて、最も才能ある方だった」と讃えている。
ジャー・ジャー・ビンクス役アーメド・ベストは2018年、厳しいバッシングを受けて自殺を考えたと明かし、今の人生については「生き延びた」と表現。この告白には多くのサポートの声が届き、アーメドは後日、自らの経験を書き綴る意向を示した。『スター・ウォーズ』熱狂的ファンであるサイモン・ペッグも、当時ジャー・ジャーを批判していたことについて「実際に被害者がいたこと、人間の被害者がいたということを本当に恥ずかしく思います」と改めている。
リーアムは、最近の『スター・ウォーズ』コンベンションイベントでジャー・ジャー役のアーメドが登壇した際、観客からスタンディングオベーションを受け、目に涙を浮かべていたというエピソードを紹介。「美しい話だ」と感激の様子で語った。2019年4月の『スター・ウォーズ セレブレーション』シカゴ開催での出来事だろう。
「アーメド・ベストは最高に面白い男。つい笑わされる。ジョージ・ルーカスも含めて」と改めて紹介したリーアムは、「それなのに映画が公開されると、ファンや批評家から個人攻撃を受けた」と振り返る。
ジャー・ジャー然り、『ファントム・メナス』は今も評価分かれる作品だが、このトークの中でリーアムは「あの映画を誇りに思っています。ジェダイになることができた」と力強く話した。
Source:Radio Andy