リーアム・ニーソン、アクション映画引退を示唆 ─ 「もう72歳、いずれはやめなければ」

『96時間』シリーズをはじめ、数々のアクション映画で知られる名優リーアム・ニーソンが、再びアクション映画からの引退を示唆した。今回、ニーソンは「2025年いっぱい」でのアクション引退を予告している。
『シンドラーのリスト』(1993)でアカデミー賞にノミネートされ、『スター・ウォーズ』シリーズや『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)『ラブ・アクチュアリー』(2002)など数々の作品に出演してきたリーアム・ニーソンは、『96時間』(2008)を経て、2010年代からアクション俳優に転身。数えきれないほどの映画でキレ味のよいアクションシーンを披露し、世界中のファンを魅了してきた。
最新作は、2024年11月1日に米国公開される『アブソリューション(原題)』。ニーソンはギャングの仕事から足を洗った主人公を演じ、予告編でもファイトシーンを見せている。米Peopleのインタビューで、ハンス・ペテル・モランド監督はニーソンに身体的な問題がなかったことを強調したが、これに対してニーソンは「僕は72歳です。いずれはやめなければなりません」と強調した。
現在もファイトシーンを自ら演じているニーソンだが、より複雑なスタントは、長年にわたってスタントダブルを務めているマーク・ヴァンセロフに任せているとのこと。しかし、「観客を騙すことはできません。マークに僕のファイトシーンを代わりに演じてもらうことはしたくない」とも述べており、自分でスタントをこなせないならばアクション映画を引退した方がよいと考えているようだ。
気になる引退の時期については、「来年(2025年)いっぱいかもしれません。それで終わりだと思います」と述べ、具体的な明言は避けたニーソン。もしや、現時点で出演が決まっている作品を最後にするという意向だろうか。
もっとも、ニーソンは過去にもアクション映画からの引退を宣言しており、2021年には「今年も数本やりますが、おそらくそれで終わり」と発言し、「アクション映画(への出演)は終わりに近づいていると思います。観客から“71歳や72、73歳なんだろ”と思われたら辞める」と口にしていた。これらをジョークとして自ら否定したこともあったが、現在の心境はいかに?
なお、ニーソンは『裸の銃を持つ男』のリメイク映画版が2025年8月1日に米国公開予定で、現在は『シャザム!』シリーズのザッカリー・リーヴァイと共演するアクション映画『Hotel Tehran(原題)』の撮影中とあって、まだまだ身体を駆使した撮影が続きそう。仮にアクション映画を引退するにせよ、変わらずその演技力をスクリーンで堪能させてくれるはずだ。
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Source:People