『ベイビー・ドライバー』エドガー・ライト監督のサイコホラー映画、米公開延期に ─ 『ミスター・ガラス』アニャ・テイラー=ジョイ主演

『ベイビー・ドライバー』(2017)のエドガー・ライト監督による新作サイコホラー映画『ラスト・ナイト・イン・ソーホー(原題:Last Night in Soho)』の米国公開が、新型コロナウイルスの影響を受けて延期となったことがわかった。米Varietyが報じている。
本作は当初2020年9月25日に米国公開予定だったが、コロナ禍によってポストプロダクション(撮影後作業)に影響が生じており、2021年への公開延期が決定。製作・配給を務める米Focus Featuresのウェブサイトには「Coming Soon」とのみ記されている。
『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』は、ファッションデザインへの情熱を抱く若い女性が、なぜ1960年代に入り込んでしまい、自分にとっての“アイドル”と出会う物語。当時の彼女は、まだ歌手を目指している途中の明るい女性だった……。脚本はエドガー・ライトと『1917 命をかけた伝令』のクリスティ・ウィルソン・ケアンズが執筆。イギリス・ロンドンの中心部、元歓楽街のソーホーを舞台にした、監督にゆかり深い「ロンドンという土地についての作品」だという。
主演は『ミスター・ガラス』(2019)のアニャ・テイラー=ジョイが務め、共演者には『ジョジョ・ラビット』の新鋭トーマシン・マッケンジー、「ドクター・フー」11代目ドクター役や『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)のマット・スミス、『アタック・ザ・ブロック』(2011)のマイケル・アジャオ。そのほか、『女王陛下の007』(1969)のダイアナ・リグ、『スーパーマン』(1978)『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のテレンス・スタンプ、『ナック』(1965)のリタ・トゥシンハムら英国の重鎮俳優たちが顔を揃えた。
Source: Variety, Focus Features