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ウルヴァリン最終作『ローガン』予告編が公開!ヒーロー映画とは思えない渋みと楽曲の和訳

マーベル・コミックの映画『X-MEN』シリーズから派生したウルヴァリンのソロ映画として、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』『ウルヴァリン:SAMURAI』に続く第3作目『LOGAN(原題)』から初の予告編が解禁された。ウルヴァリンことローガンを演じるヒュー・ジャックマンのTwitterアカウントが公開している。

 


23:07 追記:

こちらのヒュー・ジャックマンが公開した内容とは若干異なるインターナショナル版予告編もYoutubeにて続けて公開された。

異質の空気感

公開された映像からは、マーベル・スタジオとディズニー制作のマーベル・シネマティック・ユニバースとも、また過去のX-MEN映画シリーズとも異なる、渋みと哀愁に溢れた作調になっているのがわかる。派手さやポップさは抑えられ、知らずに観れば一見マーベルのスーパーヒーロー映画だとは信じられないだろう。

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長年の戦いに疲れ果て、年老いた自分の人生に何が残っただろう?時代は変わってしまった。ミュータントはいなくなった。そこに、1人の少女が現れた。
「彼女はお前に似ている。とてもよく似ている。」
レオンにマチルダが現れたように、ローガンに彼女が現れたのだ。

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今作『ローガン』でヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じるのは最後とされており、今回の作風は以前よりシリアスなものになると語られていた。R指定ながら大ヒットを飛ばした『デッドプール』の世界的成功を受け、20世紀FOXは『ローガン』もR指定内容として制約条件を極力取り払った上で表現の限界を突き詰めていたようだ。これまでのヒーロー映画とは決定的に異なる作品を作る気合いを物語るかのように、公式Instagramアカウントからはこのような意味深なR指定画像が公開されていた。

Aftermath

@wponxが投稿した写真 –

バックで流れる音楽から読み解く『ローガン』

仰々しさや、冒険心を掻き立てるような音楽でもない。DMXのラップでも、ウガチャカウガウガでもない。今回の予告編を再生し始めてまずインパクトを受けるのは、バックに流れる音楽ではないだろうか。アメリカの広大な土地、夕陽、哀愁、老い、終末、人生…ダイナミズムの裏にこびりついた黒焦げた”すす”を思わせるようなこの曲は、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の”Hurt”という曲だ。(10月21日 追記:オリジナル版は1994年リリースのNine Inch Nailsで、ジョニー・キャッシュはカバーの位置付けになります。)

2002年にリリースされたこの”Hurt”、一体何について歌っているのだろう。歌詞を読めば、今作『ローガン』を包む哀愁味が漂ってくる。まさに『ローガン』のために書かれた曲だったのではないかと思うくらいに納得してしまうだろう。(以下、筆者訳)

今日、自分を傷つけた
まだ感覚があるかを知るために
痛みに集中する
それだけが真実だから
針で穴をえぐる
古傷が痛む
すべてを殺めようとしても
すべてを思い出してしまう

俺はどうなってしまったんだ
俺の大切な友よ
知人はみんな
いなくなってしまった
すべて持っていってくれ
泥で築いた帝国など
お前を失望させるだろう
お前を傷つけるだろう

茨の王冠を被り
俺は嘘の椅子に腰掛ける
崩壊した思考に支配され
手の施しようなどない
時が滲むなかで
感覚は消え果てた
お前は変わってしまった
俺はまだここにいる

俺はどうなってしまったんだ
俺の大切な友よ
知人はみんな
いなくなってしまった
すべて持っていってくれ
泥で築いた帝国など
お前を失望させるだろう
お前を傷つけるだろう

もしもやり直せるのなら
遠く離れた場所で
自分を守り続けたい
自分で道を見つけたい

映画『ローガン』はアメリカで2017年3月3日公開予定。

Lyric Source:http://www.azlyrics.com/lyrics/johnnycash/hurt.html

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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