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『パシフィック・リム2』とハリウッド版『ゴジラ』続編は中国にて撮影!アジア最大のスタジオを備える「中国版ハリウッド」青島東方影都とは

いまやハリウッドによる“2大怪獣映画”といっていい2つの作品が、ハリウッドを離れて中国で撮影されることになった。

ひとつは、ギャレス・エドワーズ監督の手でリブートされたハリウッド版『ゴジラ』の続編。もうひとつは、ギレルモ・デル・トロ監督が“ロボットvs怪獣”を本気で実現した『パシフィック・リム』の続編だ。

http://www.cosmicbooknews.com/content/godzilla-2-pacific-rim-2-film-china
http://www.cosmicbooknews.com/content/godzilla-2-pacific-rim-2-film-china

想像を絶する「中国版ハリウッド」建設中

そもそもの発端は、『ゴジラ』『パシフィック・リム』の製作を手がけたレジェンダリー・ピクチャーズが、今年1月に中国の商業不動産会社ワンダ・グループに買収されたことだ。ワンダ・グループは映画ビジネスに力を入れており、青島(チンタオ)にて「中国版ハリウッド」ともいうべき「青島東方影都(チンタオ・オリエンタル・ムービー・メトロポリス)」の準備を進めている。

この「青島東方影都」には、30もの屋内スタジオや音響施設、また水温管理が可能な中国最大の撮影用プールなどが含まれる巨大撮影スタジオが建設される。企画や準備段階から、撮影・編集、試写にいたるまで、すべての製作工程をスタジオ内で実現できることが大きな売りだ。また、この場所で製作される映画・テレビのうち、適正と判断された企画には、青島の自治体とワンダ・グループから資金が40%援助される。スタジオのレンタルや宿泊、輸送などに役立ててほしいということだ。

『パシフィック・リム2(原題)』は、青島東方影都にて撮影される初めてのアメリカ映画となる予定だ(レジェンダリー・ピクチャーズが買収されているため、中国国内では中国映画として公開される)。また、『ゴジラ』の続編もこの場所で撮影されることが決まっている。

ウェブサイトでは3Dマップが見られる。山に「東方影都」のモニュメントが……。 http://www.wandastudios.com/
ウェブサイトでは3Dマップが見られる。山に「東方影都」のモニュメントが……。
http://www.wandastudios.com/

撮影スタジオだけじゃない

もっとも、青島東方影都は巨大撮影スタジオだけを擁する施設ではない。最終的には、コンベンションセンターやショッピングモール、6つのリゾート・ホテル、4つの屋内テーマパーク、ヨットやボートが停泊できるマリーナ(港)、インターナショナル・スクールと国際病院、さらには5,300人を収容できるアジア最大の映画館が完成するという。

ワンダ・グループは、この巨大複合施設を、映画監督やスタッフとその家族に使ってもらいたいという。つまり青島東方影都は映画人のための街であり、またユニバーサル・スタジオ・ハリウッド以来の「実際に映画の撮影が行われるテーマパーク」にもなるのだろう。グループ会長の王健林(ワン・ジエンリン)氏は、「ここはハリウッドの競争相手ではなく、ハリウッドにとっての機会だ」と語る。同氏は「ハリウッド映画にはクオリティを取り戻してほしい」として、VFXに製作費をかけすぎるのではなく「物語を紡ぐ」ことに立ち戻るよう訴えているようだ。

青島東方影都」の正式オープンは2018年8月の予定。映画『パシフィック・リム2』は2018年2月23日に全米で公開される予定のため、撮影は施設のオープンを待たずにスタートするとみられる。なお、『ゴジラ』続編は2019年3月22日に全米公開予定だ。

sources: http://www.hollywoodreporter.com/news/wanda-unveils-plans-8-billion-939003
http://www.webdice.jp/topics/detail/4989/
http://www.webdice.jp/topics/detail/5084/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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