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【ネタバレ】「ロキ」第5話、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』分岐タイムラインの「悲劇」

「ロキ」
(C)2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマロキ第5話『未知への旅』では、これまでに登場したシルヴィとはまた別の変異体ロキが登場する。そのひとりは、どうやら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)での出来事を回避した世界線からやってきたようだ。その出自に隠された、ロキの悲しき教訓とは?

この記事には、ドラマ「ロキ」第5話『未知への旅』のネタバレが含まれています。

ロキは『マイティ・ソー バトルロイヤル』のラグナロクの後、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』冒頭でアスガルドの避難船にてサノスの急襲を受けて死亡。サノスにだまし討ちを仕掛けようとするも見破られ、首を締め上げられて絶命してしまった。

「ロキ」第5話で、名優リチャード・E・グラントが演じたクラシック・ロキが語ったところによると、この変異体はサノスを刺そうとはせず、本物そっくりの自分を投影し、ガレキに化けて隠れて死を偽装。こうしてサノス急襲を生き延びたクラシック・ロキは遠くの星に降り立ち、「とてつもなく長い間」孤独に過ごして年をとった。やがて兄上(ソー)のことが恋しくなって星を出ようとした瞬間、TVAに居場所を掴まれて剪定されてしまったのだという。「なぜなら私の役割はひとつだからだ。つまり、それは“のけ者の神”だ」と、クラシック・ロキは虚しい教訓を説いている。

この興味深い設定はいかにして創造されたのだろう。本シリーズ脚本家マイケル・ウォルドロンは、それは「もしもロキが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を生き延びていたら?」を考える「思考実験」だったと米Marvel.comにて語っている。「もしもそんなことが起こったら、彼はどう年を取ったのだろうか?どうやってTVAの目を逃れて何年も生きられたのだろうか?」

クラシック・ロキは孤独に耐えきれなかったために動いてしまったところを捕まえられて剪定される。ロキはいかなる状況、時系列においても孤独でなければならないということだ。ウォルドロンは、これを「『結局、私は孤独なのだ』ということに、ついに気付いてしまうという悲劇」と言い表している。

「とても悲しいことです。自分は変わるんだ、ひとりぼっちにはならないのだという考えを諦めるという、ロキにとっての真の教訓です。ロキは正しいことをしたかった。自分の人生で、本当の仲間ができるのかを知りたかったんです」。

“虚無”の世界に送られたクラシック・ロキは、キッド・ロキ、ボーストフル・ロキにアリゲーター・ロキといった(自分の変異体ではありつつも)仲間たちとともに生き抜こうと試みている。第5話の最後には、ロキとシルヴィがアライオスと戦うのに力を貸し、ついには「名誉ある目的だ!」と叫びながら、満足そうな笑い声をあげて自らを犠牲にしている。仲間のため、大義のために我が身を捧げたクラシック・ロキは、最後の瞬間に気付いたことであろう。自分はもう孤独ではないのだと。

Source:Marvel.com

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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