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「ロキ」単独ドラマに「女性版ロキ」登場の可能性 ─ 『イエスタデイ』女優が出演交渉中

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ(原題:Loki)」に、トム・ヒドルストン演じるソーの弟ロキに加え、新たに“女性版ロキ”が登場する可能性が浮上してきた。

VarietyDeadlineによると、このたび「ロキ」の新キャストとして、イギリス人女優ソフィア・ディ・マルティノーが出演交渉に入ったとのこと。ソフィアは「バッドランド ~最強の戦士~」シーズン3(2018)のほか、短編映画やドラマに多数出演する注目女優のひとり。「もしも世界からビートルズの存在が消えてしまったら」を描いた音楽映画『イエスタデイ』(2019)ではキャロル役を演じ、初めてスタジオ製作の映画に出演を果たした。

Varietyが「ソフィアの役どころは不明」と伝えている一方で、Deadlineは「ロキ」の製作に近しい人物から、ソフィアが女性版ロキを演じるとの示唆を受けたと記している。コミック・小説には女性のロキが存在するだけに、トム演じるロキの前に、ソフィア演じる女性版ロキが現れる可能性は大いにあるだろう。しかしながら、悪戯の神であるロキは自分の姿を自在に変えることもできる。トム演じるロキの“変身後”をソフィアが演じるという可能性も捨てきれない。

東京コミコン2018 トム・ヒドルストン
「東京コミコン2018」来日時のトム・ヒドルストン ©THE RIVER

ところで「ロキ」は、2021年米公開『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に直接繋がる物語となることが明らかになっている。『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』との関連性は不明だが、“女性版”というポイントでいえば、同作はナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターがソーとして登場するのがポイントだ。脚本・監督のタイカ・ワイティティは“女性版ソー”という呼び方に消極的だが、もしもソーとロキの両方に“女性版”が登場するのなら、これはきっと偶然の一致ではないだろう。

「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以降を舞台に、ロキが人類史のあちこちに突如出没し、歴史的事件に思わぬ影響を与えていく物語。シリーズは全6話構成で、トムいわく「かつてない形で」ロキが描かれ、恐るべき強敵も登場。さらに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)冒頭シーンの謎にも答えが出されるという。製作総指揮・脚本は「リック・アンド・モーティ」(2013-)のマイケル・ウォルドロン、監督はNetflixドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)のケイト・ヘロンが務める。

ドラマ「ロキ(原題:Loki)」は、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」で2021年春に米国配信予定。撮影は2020年初頭の開始予定だ。

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Sources: Variety, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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